ミラー『最近の若いもんは甘やかされて、エネルギーを無駄にしてる！』

『ミラー：最近の若いもんは甘やかされて、エネルギーを無駄にしてる！』

★9月8〜10日、サンマリノGPのモトGPクラスで、ジャック・ミラー（KTMファクトリー、28才）が予選18位、スプリント15位、決勝転倒リタイアだった。現在、総合10位（104ポイント）。

★先日、ミラー選手が西サイト『Motosan.es』のインタビューで次のように話した。

【貴方は常にポジティブな姿勢で挑んでいるが…】
「こうしてモトＧＰに参戦できることが、どれだけラッキーなことか…ここに辿り着くまで、どれだけ長い道のりだったか…良く分かってるんでね。
うちの両親は僕をヨーロッパの大会に出すため、多くの犠牲を払ってくれたんですよ。
ヨーロッパに来て、まずはスペインで始め…トレーニングするのに、よくサーキットのゴミ捨て場から古いタイヤを拾ってきてねぇ。
こう言う諸々は忘れられないですよ…おかげで、今の自分があるんだから。
モトＧＰのパドック内で多くの人間が経験してる嫌な出来事なんて、普通の日よりはマシなわけだから。愚痴ってる連中は、そう考えるようにしないと…こう言うことがあるから、ポジティブになれるんだってね。」

【愚痴ってる人間が多いと思う？】
「以前はどんなんだったか…子供の頃はどんな夢を見てたのか、肝に銘じておくべきなんですよ。今は好きなことをやって、何千ドルも稼いでられるんだから。
まぁ、大変な時もあるけれど、でも、皆、辛い時期ってのはあるもんなんだし、僕らよりもひどい状況の人だって大勢いるんだから。
重要なのは、それを乗り越えることであり…そうするには、ポジティブな姿勢でいるべきなんですよ。」

【貴方より下の世代は、ちょっと甘やかされているように思う？】
「そうですね…そんな感じがしますよ。この業界が、そんな感じだからでしょ。
今、自分にあるものじゃなく、他人が持ってるものに目を向けてしまってね。悲しいことだけど、そんな風にして自分のエネルギーを無駄にしてしまってるんですよ。」

（参照サイト：『Corse di moto』）
（Photo：Instagram）

カタルーニャGP決勝戦を左右した5つの鍵については、『無料note』でどうぞ！