2023日本GP【モトGP：決勝リザルト＆トピックス】

『2023 日本GP モトGP 決勝リザルト＆トピックス』

★10月1日（日）、日本GP モトGPクラスの決勝が行われた。

★スタート前に小雨が降り出したが『ドライレース』と判断され、全選手がスリックタイヤで出走したが第1ラップ途中から雨脚が強くなった。
選手の大半がレインタイヤに履き替え、とりあえず、ピッロ/クアルタラロー/モルビデッリ/ブラドルがそのまま走り続けた。しかし、雨はどんどん大降りになり、第4ラップで全員がレインタイヤとなった。
全選手がバイザーに黒シールドを使用しており、操縦不能だったためレッドフラッグが提示された。
全12周回でレース再開となったが、ウォーミングアップラップ中、またレッドフラッグが提示され、完全にース終了となった。
既に12周回走行済みだったので、通常通りのポイントが与えられた。

★総合順位は以下のとおり。

首位バニャイア（319ポイント）、2位マルティン（-3ポイント）、3位ベッツェッキ（-54ポイント）、4位ビンダー（-118ポイント）、5位兄エスパルガロ（-171ポイント）、6位ザルコ（-157ポイント）

★ドゥカティ

首位ホルヘ・マルティン（ドゥカティプラマック）。総合首位バニャイア選手と3ポイント差にまで縮めた。
チームメイトのヨハン・ザルコはリタイア。第1ラップ第1コーナーでふくらんだベッツェッキ選手を避けようとし、ザルコ選手と共にコースアウトした（※転倒は免れた）。その後、レッドフラッグが提示される直前、転倒した（8位走行中だった）。

2位フランチェスコ・バニャイア（ドゥカティファクトリー、2022年チャンピオン）。+1”4。
チームメイトのミケーレ・ピッロは16位（テストライダー）。エネア・バスティアニーニ代役。

4位マルコ・ベッツェッキ（ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー）。
チームメイトのルーカ・マリーニは欠場（VR46ライダーズアカデミー、ロッシ異父弟）。インドGP中に鎖骨骨折により手術を受け、療養中。

8位ファビオ・ディ・ジャンナントニオ（ドゥカティグレジーニ）。
チームメイトのアレックス・マルケスは欠場（2022年はホンダLCR所属）。インドGP中に肋骨骨折により静養中。

★ホンダ

3位マルク・マルケス（ホンダファクトリー）。+2”013。レース中断された瞬間は先行選手より0.5秒速かったので、2位/優勝の可能性もあっただろう。
チームメイトのジョアン・ミールは12位（2022年はスズキファクトリー所属）。レッドフラッグが提示される直前、視界不良でピットボックスに帰還していた。

11位タカアキ・ナカガミ（ホンダLCR）。
チームメイトのステファン・ブラドルは14位（2022年はスズキファクトリー所属）。最下位。アレックス・リンス代役（金曜セッションに参加したが、痛みが酷かったため棄権）。

★アプリリア

5位アレイシ・エスパルガロ（アプリリアファクトリー）。苦手トラックで、苦手なコンディションだったが健闘した。
チームメイトのマーヴェリック・ヴィニャーレスは19位。第1ラップ第1コーナーでふくらんだベッツェッキ選手を避けようとし、ザルコ選手と共にコースアウトした。ヴィニャーレス選手のみ転倒し、最下位から再スタートした。

9位ラウル・フェルナンデス（アプリリアRNF、2022年はKTMテック3所属）。
チームメイトのミゲル・オリヴェイラは18位（2022年はKTMファクトリー所属）。ウェットは得意だが、レッドフラッグが提示される直前に転倒した。

★KTM

6位ジャック・ミラー（KTMファクトリー、2022年はドゥカティファクトリー所属）。2回コースアウト。
チームメイトのブラッド・ビンダーはリタイア。第6ラップで10位走行中に転倒。

7位アウグスト・フェルナンデス（GASGASテック3、2022年モト2チャンピオン）。
チームメイトのポル・エスパルガロは15位（2022年はホンダファクトリー所属）。

★ヤマハ

10位ファビオ・クアルタラロー（ヤマハファクトリー、2022年総合2位）。
チームメイトのフランコ・モルビデッリは17位（VR46ライダーズアカデミー）。
テストライダーのカル・クラッチローは13位。

『2023 日本GP モトGP 決勝リザルト』

『2023 日本GP モトGP 総合順位』

（Photo：Motogp.com）