『バウティスタ:他の選手のことは気にしてられない』
★1月29~30日、SBKテストがポルティマオ・サーキットで行われた。
★同テストリザルトはこちら。
なお、モトGPクラスから参加していたマルケス兄弟は、トランスポンダー未使用によりタイムはない。
★アルヴァロ・バウティスタ(39才)は2010〜2018年までモトGP参戦し、2019年にドゥカティ機でSBK参戦して総合2位を獲得した
2020〜2021年までホンダ機で参戦し、2022年にドゥカティに戻り、同年/2023年にSBKタイトル2連覇を果たした。
★2024年からレギュレーションが変わり、ライダー&マシンの合計重量に最低制限が導入されたため、バウティスタ選手のような軽量級ライダーはバラスト(おもり)を積まなければならない。
★同テスト2日目は16位(+1.456)だったバウティスタ選手が、次のように話した。
【昨年10月のヘレステストで転倒し、頚椎を負傷していたが…】
「あのテストよりは上手くいきましたよ…ただ、初日は身体の調子がグッと良くなってたのに、今日はフィーリングがちょっと落ちてしまって。
多分、ここのトラックは色々と大変だから…痛みはそれほど感じなかったけど、楽ではなかったですね。
マシンに手を入れてたんですが、ベストなセッティングには達しませんでした。
僕も100%の状態ではないんで、最大プッシュができなかったとは言え…ただ、セッティングの方が何か足りない感じでね。
この2日間はキツかったけど、ちょっと時間があるわけだから、オーストラリアに向けて取り戻していきますよ。」
【次のフィリップアイランドテストで、100%のパフォーマンスを出せる自信は?】
「自信はないけど、疑念もないです。自宅で最大限に準備できるよう頑張りますよ…それしかないんでね。
できるだけベストなコンディションに仕上げられるよう、毎日努力し…その結果、オーストラリアまでに身体がどこまで仕上がってくれるかでしょ。
とにかく、頑張りますよ。」
【身体の方は、どんな状態なの?】
「やはり、簡単な話ではなく…マシンを曲げる際、どうしてもちょっと痛みが気になってしまって。
こう言う状態でのマシン作業だと、セッティングを探るのが本当に大変なんですよ。
ベースのセッティングができていない状態でオーストラリアに向かうわけだから、厳しいですよね。
唯一できることは、このまま頑張って、ベストを尽くすことだけだから。」
【新チームメイトのニコロー・ブレガが初日首位、2日目も2位だったが…】
「今は自分自身のことにびびっていて…身体が100%でマシンのフィーリングを上手く掴めることの方が重要でしょう。
それができたら、初めて他の選手のことを気にしますよ。今はとにかく、自分のことに集中しないと。
ニコローやトプラク、ジョナサンらが速いだろうってことは、前から言ってますからね。
彼らと戦うことを考える前に、まず100%回復しないと。その点を一番心配してるんですよ。」
★次のSBKテストは2月19~20日にフィリップアイランドで行われ、開幕戦は2月23〜25日に同サーキットで行われる。
(参照サイト:『Corse di moto』)
今季はモトもWSBも移籍組が面白そう!