2024 カタールテスト最終日【モトGP：リザルト＆トピックス】

『2024 カタールテスト モトGP 最終日』

★2月19〜20日、カタールサーキットでモトGP公式テストが行われた。

★最終日20日はセッション開始時が初日より高温だったため、選手らがなかなか走行を開始せず。セッション開始後、路面清掃のためレッドフラッグが提示された。

★ドゥカティ

首位フランチェスコ・バニャイア（ドゥカティファクトリー、2連覇チャンピオン）。唯一、1分50秒台を記録し、コースレコード（※昨年、マリーニ選手が出したPPタイムで1’51”762）を更新。
チームメイトのエネア・バスティアニーニは2位。初日セッション後、「ウィルス性の風邪にかかり、フラフラな状態で現地入りした」と明かしていた。2024年版マシンについては、セパンテスト同様、満足していた。

4位マルク・マルケス（ドゥカティグレジーニ、昨年はホンダファクトリー）。走行を開始した途端、技術トラブルにより最終コーナーで停止（※ダッシュボードに警告灯が出た）。セパンテストから5回目の技術トラブルなので、陰謀論者らが騒ぎ出しそうだ。18時30分頃、第4コーナーで転倒、ケガなし（※同時刻は気温がかなり下がり、湿気も上がるためレース本番が懸念される）。
チームメイトのアレックス・マルケスは13位。第5コーナーで転倒、ケガなし。

7位ホルヘ・マルティン（ドゥカティプラマック）。2024年版カウルに合格点を付け、「安定感が上がり、リアグリップも増した。エアロダイナミクスの荷重の上がったため、コーナー進入は2023年版より厄介なので改善が必要。セッテイングを改良しなければ」と言っていた。
チームメイトのミケーレ・ピッロは22位。フランコ・モルビデッリの代役。モルビデッリ選手は現地入りしたものの、ポルティマオテストの外傷が完治しておらず、見学していた。

8位ファビオ・ディ・ジャンナントニオ（ドゥカティVR46、昨年はドゥカティグレジーニ）。
チームメイトのマルコ・ベッツェッキは10位（VR46ライダーズアカデミー）。初日セッション後、「セパンテストの時より2023年版が乗りやすくなってきた」と言っていた。

★アプリリア

3位アレイシ・エスパルガロ（アプリリアファクトリー）。
チームメイトのマーヴェリック・ヴィニャーレスは6位。
テストライダーのロレンツォ・サヴァドーリは24位。最下位。

5位ラウル・フェルナンデス（アプリリアTrackhouse）。
チームメイトのミゲル・オリヴェイラは12位。初日は大苦戦し、本人が「マシンは好調だけど、セパンテストの時と同じような壁を感じてしまう」と言っていた。

★KTM

9位ブラッド・ビンダー（KTMファクトリー）。レースシミュレーション中、技術トラブルにより停止。
チームメイトのジャック・ミラーは11位。転倒、ケガなし。

15位ペドロ・アコスタ（GASGASテック3、2023年モト2チャンピオン）。
チームメイトのアウグスト・フェルナンデスは21位。

※ファクトリー機はエアロダイナミクス選択がほぼ決まったようで、正面カウルは2023年版、その他カウルは2024年版となった模様。

★ヤマハ

14位ファビオ・クアルタラロー（ヤマハファクトリー）。
チームメイトのアレックス・リンスは16位（昨年はホンダLCR）。
テストライダーのカル・クラッチローは22位。

★ホンダ

17位ヨハン・ザルコ（ホンダLCR、昨年はドゥカティプラマック）。終盤に転倒、ケガなし。
チームメイトのタカアキ・ナカガミは18位。

19位ジョアン・ミール（ホンダファクトリー）。セッション序盤は技術トラブルに見舞われ、終盤には転倒。ケガなし。
チームメイトのルーカ・マリーニは20位（ホンダファクトリー、昨年はドゥカティVR46、ロッシ異父弟）。

『2024 カタールテスト最終日 モトGP』