『ロウズ:今年のカワサキSBKは強くなってる!』
★3月14〜15日、バルセロナサーキットでスーパーバイク世界選手権(SBK)の『ドルナ・サポートテスト』が行われた。
(※最終日リザルトは記事下にあります。)
★アレックス・ロウズ(カワサキ)が同テスト最終日、9位(-0.813秒)だった。
チームメイトのアクセル・バッサーニは15位(-1.959秒)だった。
★ここ数年、カワサキSBKは技術面で低迷し、昨年末にはジョナサン・レイがヤマハへ移籍してしまい、2024年シーズンは完全に脇に回るものと思われていた。
ところが、2月のSBKフィリップアイランド開幕戦ではロウズ選手が予選3位、レース1で4位、スーパーポールレースで優勝、レース2でも優勝し、現在、総合首位に就いている。
一方、ヤマハのレイ選手は0ポイントだった。
★ロウズ選手のコメント。
【テスト初日に転倒し、最終日も2回転倒していたが…】
「大変でした…けっこう頑張りましたね。
タイヤ温存を目指して、レースシミュレーションしてみたり…特にフロントに気をつけてました。
バルセロナのトラックは、グリップがいまいちなんで大変なんですよ…特にフロントタイヤにとってはね。
でも、レースペースでは安定してたんで満足してます…去年と似たようなコンディションだったけど、ずっと良くなってたんで。
前進している最中ですからね…とは言え、他のメーカーもそうなんだけど。
とにかく、満足してますよ…マシンに関し、良いステップアップができました。」
【カタルーニャラウンドに向けては?】
「僕のリズムは好調だけど、実際にレースをしてみない限りは分かりませんからね。
フィリップアイランドは本当に良かったんですよ…新アスファルトで、グリップがかなりあって。一方、こっちの方はそれほどでもないんです。
とにかく、ここで走ってみて、冬季間中に試した物を確認するのは重要だから。特にセッティングは去年と変わってますからね。
今年の方が満足してるんですよ…上手く動作することも分かってるし、去年より確実に仕上がってるんで。
テスト前はどうなることやら…って感じだったけど、今は満足してます。」
【転倒多発については?】
「フロントからの凡ミスで、僕のせいです。電制システム関連でちょっと試していたんですが…多分、その時のセッティングがいまいちだったようで。」
★SBKカタルーニャラウンドは3月22〜24日に開催されるが、カワサキ側は「フィリップアイランドは特殊なコースであり、本格的に開幕するのはバルセロナからだ」と、慎重な姿勢を取っている。
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)