マルク・マルケス『決勝は…1列目スタートなら優勝は可能って言えるのに』

『マルケス：決勝は…1列目スタートなら優勝は可能って言えるのに』

★3月22〜24日、ポルトガルGPが行われている。

★23日セッションでマルク・マルケス（ドゥカティファクトリー）が予選8位、スプリント2位だった。

★スプリントは最終ラップでホルヘ・マルティンを抜き、2位を獲得した。ドゥカティ機での初表彰台である。

★マルケス選手のコメント。

【金曜セッションから今日にかけ、どんな感じ？】
「今日のスプリントに関しては、もちろん、嬉しいですよ。ただ、皆さんも知ってるように、僕は要求が多いタイプなんで。
今日は全体的に良い結果だったけど、予選2で大きなミスをしたせいでグリッド8位になってしまいましたからね。
ただ、スプリントではマルティンなどのトップ陣と競り合えたんで、ホッとしました。今回はカタールよりも少しスピードが上がっていて、先行機に迫っていけるんですよ。」

【リスクを負ってみた…？】
「リスクを負うってことは、やはり、自信が増しているってことでしょう…でも、昨日の転倒も今日の転倒も、このマシンのことを把握してないからで…別にスピードを出しすぎたからではないです。
予選2の転倒は操縦に集中していたら、リアの下降デバイスを入れるのが早すぎたんです。僕の身体のオートマティズム（機械的な動作）が、まだ完璧じゃないんですよね。」

【でも、新たな物語が始まった感じ？】
「いやぁ…去年、僕はここのスプリントで3位でしたからねぇ（笑）。でも、そうですね…今週末は、新たな自信が出てきてますね。
予選2に向け、さらに手を入れ、スプリントに向けてまた手を入れて…探ってる最中なんですよ。
今回はあと決勝があって、その後はオースティンやヘレスのGPで…あと、重要なテストもありますからね。それに向けて、既に計画も立ててるし。
こうなってくると自信が出てくるじゃないですか…とは言え、舞い上がってはいられないけど。」

【地に足をつけ…】
「連続3〜4戦で高いレベルを出せるようになるまでは、地道に続けていきますよ…一歩づつとしか言えません。
もちろん、マルティンやペッコと言うドゥカティの最速選手と戦えるのは嬉しいですよ…好調な2人ですからね。」

【そのマルティン選手を、最終ラップで抜き…】
「さいわい、昨日、転倒した地点だったんですよ…限界を超えないよう、こう言うことは押さえておかないとね。
あそこのブレーキングは最強の走りができるんで…だからこそ、あそこで抜いたんですけどね。
テレメータのデータで、強い走りができるのはどこか分かってるし…もともと強い走りができる地点だし。
あと、限界超えで走ってしまったりもしてるんです…だから、昨日は転倒したんですけどね。」

【決勝は優勝できるかもと言う声が多いが…】
「1列目スタートだったら、優勝か表彰台は可能でしょうって言えるんですけどねぇ。グリッド8位スタートだから、第1ラップ勝負になるでしょうね。
あと、ペッコやマルティン、ヴィニャーレスなど…超コンスタント勢がいますからね。」

【ヴィニャーレス選手が優勝だったが…どの辺が貴方より上だったの？】
「最終セクターを比較してみてください…僕の苦手区域なんで。
アプリリア機が良い走りをしてるんですよね…でも、うちには別の強みもあるんで。その点をフル活用できるようにしないと。」

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（参照サイト：『Moto.it』）