『チェレギーニ:モトGP買収について、3つの疑問、2つの懸念』
★4月1日、『リバティ・メディア(F1オーナー)』が『ドルナ(モトGP運営会社)』を、約42億ユーロ(約6860億円)で買収したことが公表された。
★ただし、F1とモトGPの両方を運営することにより市場の独占が懸念されるため、競争市場を規制する欧州委員会の承認を得なければならない。
★『ドルナ』はとりあえず2024年末まで、これまで通り、モトGP/モト2/モト3/モトE/SBKの運営を続ける。また、カルメロ・エスペレータ代表も、現在と同様の役職を続ける予定である。
★株式は『リバティ・メディア(F1オーナー)』が86%を所有し、残りは『ドルナ』が所有する。
★イタリアのモトGP識者であるニコ・チェレギーニ氏が同買収について、3つの疑問と2つの懸念について説明した。
・3つの疑問
1)なぜ『リバティ・メディア(F1オーナー)』は、『ドルナ』買収に興味を持ったのか?
「モトGPとSBKは大きな可能性を秘めており、F1と合わせればスポンサーが多大な関心を寄せるはずだから。」
2)同買収はビジネスとしてメリットがあるのか?
「現在、『ドルナ』はコロナ禍の影響により経営面で苦戦しており、年間売上高は5億ユーロ(約817億円)未満、負債は15億ユーロ(約2450億円)で、投資のための資金もない。
しかし、今回の買収により『ドルナ』は42億ユーロ(約6860億円)を獲得でき、一方、多大な利益を上げている『リバティ・メディア(F1オーナー)』は税金の支払額が減ることとなるのだ。」
3)欧州委員会の承認は得られるのか?
「かつてF1とMotoGPの両方を所有していた『CVCキャピタル・パートナーズ(投資ファンド)』は、2006年にヨーロッパの独占禁止法当局によりMotoGPを売却させられている。
現在の市場の状況は当時と大差ないが、ただ、今回は『リバティ・メディア(F1オーナー)』の弁護士団になにか切り札があるのだろう。
2011年にも、『ブリッジポイント(投資企業)』が欧州委員会の承認を得て、モトGPとSBKを買収しているのだから。」
・2つの懸念
1)ステファノ・ドメニカーリ氏(リバティ・メディアCEO、F1F1運営組織代表)のヴィジョンについて
「ドメニカーリ氏は確かにF1の人気を盛り上げ、ビジネス的に成功させているが、スポーツ的な要素よりも常にショー的な要素を重視している。
実際、同氏はエスペレータ代表に、『世間はテスト走行などに興味ない。レースを増やすべきだ』と進言したことがあり、その後、モトGPではスプリント(短距離レース)が導入された。
これにより選手の負担やリスクが増したうえ、表彰式さえ簡易的なものしか行われていないのだ。」
2)国際モーターサイクリズム連盟が存続の危機?
「一部のメディアは同買収を祝しており、いずれ『スーパーGP(F1とモトGPの同時開催)が開催されるだろう』と報じていた。
また、『今後は連盟の介入なしに、レース運営の再考や技術レギュレーションの改定ができるかもしれない』と言う声も上がっている。
これは危険な兆候だと思う。
私は何年も前から連盟の姿勢には賛同できず、改革の必要があるとは思っている…しかし、連盟自体は存続すべきものだと思っている。
連盟はスポーツと、その理念の保証人なのだから。」
Nico Cereghini pic.twitter.com/9xIDy7MNzh
— ⚔️Il Cupo Mietitore ®⚔️ (@ilcupo_m) April 13, 2022
(参照サイト:『Moto.it』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
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『今後は連盟の介入なしに、レース運営の再考や技術レギュレーションの改定ができるかもしれない』
まさかのウイング継続ともなればホンダ、ヤマハは撤退すると思う。
>>まさかのウイング継続ともなればホンダ、ヤマハは撤退すると思う。
なんで老害ってそんなにウイングレットが嫌いなんですか??
いかにもプロトタイプ開発って感じでカッコいいのに
ウイングとか細かいレギュよりもmoto2、3、SBKの大編成もありえそう
スーパー GPはやるだろうね
まずは不人気のアメリカでGPとSBKだけをF1と同時開催で認知度をあげるとか
これで昔みたいにアメリカンの参戦が増えればいいな
スーパーGPは見栄えが良いけど、2輪側からしたらたまったもんじゃないよね。
誰がF1走った後の路面走りたいと思うねん…
F1のタイヤはピレリ。MOTOGPのタイヤはミシュラン。MOTO2.3はピレリだけど質の違うタイヤカスが大量に落ちてるうえ、路面に張り付いたゴムのせいでまともに走れると思わないんだが…
レーススケジュールからMotoEは外されて
SBKみたく別カテゴリ扱いになるのは間違いないだろうな
後はMoto2の廃止辺りがあり得そう
motogpとF1の同日同時刻開催がなくなるから両方を見るファンに取ってはいいことなのでは。
今時の子供達が老害と呼ぶ人間達は大昔の時代に産まれてね、そこには「未来」という無限大に続く様な夢の世界が開けていたのだよ。
この40年GPの世界を見続けてきて、その中で新開発とか世界初とか成功も失敗も山程あって、市販車に技術がフィードバックされるのは当たり前、レーシングマシンかの様に毎年新型が出るレプリカブームすらあった。
その頃のドキドキとワクワクなんて言ったら今のMotoGP/市販車の世界なんて…何か面白いのか?とさえ思う位の格差を感じてしまう、仕方ない事だけどね。
ウィングが如何にも?未来的に見えるかい?それは君がGPの歴史を知らないダケの事で、大昔からウィングの付いたマシンなんて何台もあるのだよ。
オートバイとは羽付けて飛ぶ乗り物じゃ無い、そんな余計なものは要らない、何故そんなものが必要になってしまったのか?と言うならライダーの命を軽んじてるからさ。
誰も死んで無いって?誰か犠牲になってから「危険だ」なんてどうせ騒ぐのだろう?偽善者達は。
飛行機が離陸する様なスピードなんて少なくともオートバイには全く不必要、その必要も無い性能を何とか成り立たせる為が今の不細工としか表現出来ないマシンのカタチになっている。
文字を読めた所でその理由を理解するつもりが無いなら、余計な事は言わない方が賢いというものだ。
ウィングレットなんか要らない、要らないのだよ(笑)
日本メーカーがMotoGPから撤退する事なんて絶対にあり得ないと信じてるが
昨今の日本勢の成績不振と相まって、この買収劇で日本メーカーは今後、
方針転換に迫られたりしてゆくのだろうか、ちょっと脳裏を過った。まあこの先、
数年間は体制変更はないにせよ、今後はPU導入、必然的にカーボンニュートラル燃料で
各種フォーマットの変更等、F1的な流れのサスティナブルなレーススタイルのMotoGPへと
急速に変化して行きそうな予感はするかな。これをチャンスと捉えるなら、サスティナブル大好き
なスズキや、いっそカワサキだってSBK次第でこの期にカムバックの可能性もゼロではないかも。
この変革をポジティブに取るか、暫く様子を見て石橋を叩いても渡ろうとしないか、今後、日本
メーカーがどう検討するのか、動きに注視してみる。
テストの時間を削ってレース開催数を増やすなら全戦ではなく有効ポイント制にして
メインライダーの休養を兼ねてリザーブやテストライダーが出走できるようにするとかしないかな…
大昔のWRCでCサインツが有効ポイント制時代にドライバータイトル獲得のために結果的に全戦出走した事がりましたが
どんだけ羽根嫌ってんねん
市販車ベースマシンでレースを楽しむなら
SBKカテゴリがあるし今のMotoGPマシンの
空力に尖鋭化した形状は葉巻型からGEに変質した80年初頭のF1みたいな過渡期でしょ
ウイングの問題点は見た目が云々以上に、F1と同じく後方に発生する乱気流によるオーバーテイクの困難さにあると思う
F1はその問題に気付きグラウンドエフェクトカーを復活させたり、ウイングを後方乱気流を減らす形状にさせたり色々と改革を進めている
マルケスも「空力によって妥協が生まれ、他のマシンを追うのもオーバーテイクするのも難しくなるんだ」とコメントし、MotoGPはF1と逆の方向へ進んでいると危惧していた
タイヤにも影響が及んでいて、前方のマシンが生み出す乱気流の中では内圧が上昇しすぎてしまい、前を走るライダーを追いかけることが非常に難しくなってしまう
アレイシも追い抜きが難しくなり「予選がより重要となりレースウィークが退屈になってしまっている」と警鐘を鳴らした
後は接近戦による接触で空力パーツが外れた途端に車体バランスが崩れラップタイムが大きく落ちるのも問題
オーバーテイクを増加させ観客を興奮させたいならウイングは無くした方がいいだろうね
羽根外したところでスピードはたいして変わらないよね。
羽根はコンマ数秒を削るための最後のデコレーションみたいなもんで、安全性や速度を落とすと言うなら他の部分を大幅に変えないといけないと思うし、老害プロトタイプ さんが見ていた時代に比べたら安全性は格段に上がっている。
というか、羽根いらないならフルカウルもいらないって話ですよね。
1950年代まで戻った方が良いのかな?
電制の制限をもっと上げるとか、シームレストランスミッション廃止とか、タイヤの制限とか。
羽根も制限を増やして後方乱流抑制などの流れになっていくだろうが、完全に無くすのはきっとないだろう。
餃子じゃないんだから羽根は要らんよ
>>老害プロトタイプさん
細かい説明ありがとうございます。
僕は、『(たとえ過渡期であっても)現在進行形の進化や、変化を受け入れられる人』= 過去から今へ続く先人、
『進化や変化を受け入れられない、受け入れる気がない人』= 老害
と思っています!!
目には見えない機構だけどシームレストランスミッションとか凄えなーカッコ良いなーどんな構造してるのー!?ってワクワクしますし、今更MotoGPもF1もマニュアルトランスミッションに戻せ!!!
その方がドライバーライダーの実力がハッキリする!!
とか誰も言わないですよね…
可能な限りレギュレーション内で知恵を絞り、その上で今のバイクの形になっている、そんなエンジニアの努力や叡智を僕は尊重したいです!!
>>老害プロトタイプさん
あ、あと、『マシンが不細工』というのは、完全に個人の主観だと思いますよ。
だって僕は今のドカやApriliaすげーカッコいいと思いますし。
きっとそう思ってる人は他にもいます!
羽ついたH2 / H2R 発表された時、神戸のKawasakiまで観に行きましたもん!
子供叱るな来た道じゃ、老人笑うな行く道じゃ
情けない年寄りがいるね。
走る実験室なんだから、新たな試みをやるだけやってみればよいでしょ。
基本的には老害プロトタイプさんの意見に賛成。
羽根なんぞ、いらん。
ダイどんさんの意見にも賛成。
具体的に分かりやすく説明して頂きました。
羽根が、あってもなくても変わらんとか1950年代
まで戻るとか訳の分からん意見は、どうでもいい。
2輪レースの抜きつ抜かれつの醍醐味を見て来た人
が羽によりドッグファイトが無くなりレースが
つまらなくなって来てる事については、どう思うんでしょうか。
ちょっと羽が当たってエアロバランスが崩れたり
したら後はヘロヘロな走りになる。
純粋なライダーのテクニックによる抜きつ抜かれつの古くはスペンサーVSケニー、ロッシVSロレンソの様なバトルがmotoGPレースの醍醐味だと
思うのだが。
甦れホンダ&ヤマハ さん
その通り。
羽根がなくても変わらないとは言っていません。
さらにコンマ数秒削るためのもので、安全性云々言うなら焦点は羽根ではないと言っています。
1950年代まで戻るとも言っていませんし、私は望んでいません。
老害プロトタイプさんが言っているのはそういうことと変わらないのでは? という問いかけです。
羽根だけじゃなく、カウルも空力部品ですよね?
最初フルカウルが付いたときだって、「ロケットじゃないんだからカウルなんていらんだろ。カッコ悪い。」なんて会話があったんじゃないんですかね? その時代はしりませんが。
>つまらなくなって来てる事については、どう思うんでしょうか。
レースは面白い方がもちろん良いですよね。
だからと言って羽根を無くせ、ではつまらない。そんな業界は衰退していくだけです。
羽根の良さを生かしつつ後方乱流を抑制して、レースを面白くする方が、
新技術を開発していくMotoGPクラスにふさわしいのではと思っています。
技術と選手の技量と適正な規則で新しい技術の落とし所を見つけて行く。
そういうクラスですよね、MotoGPクラスって?
まぁ、この前のアコスタみたいに、
そんな羽根とか細かいこと関係ないって位の走りをする選手もいますし。
あと何年かしたら、見た目以外で文句を言う人はいなくなるのでは?
ここで散見される羽根なんてと言う意見がそのまま今の欧州メーカーの隆盛と日本メーカー没落の図式の答えじゃ無いかな
ジジィ鑑賞勢 さん
その通り。
と言わせて頂きたいです( T_T)。
そんなにウィングが嫌なら観なけりゃいい。