『BMWの野望:イアンノーネを獲得し、モトGP機の開発をさせる?』
★3月22〜24日、バルセロナサーキットでスーパーバイク世界選手権(SBK)の第2ラウンドが行われた。
★アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティGoEleven、愛称はマニアック)が、予選3位、レース1は4位、スーパーポールレースで2位、レース2は転倒リタイヤだった。現在、総合5位(51ポイント)。
★レース2では4位を固持していたが、スリップ転倒してしまった。
★イアンノーネ選手は2019年末に出場停止処分を受け、今シーズンは久しぶりのレース参戦だが開幕戦から表彰台を獲得し、好調である。
★イアンノーネ選手がレース2終了後、次のように話した。
【今回のカタルーニャラウンドについては?】
「最終的には、満足のいく出来でした。
土曜日と比べ、リア側にちょっとポジティブなものを見つけられたんで…ただ、フロントが流れ気味でね。それで、レース本番ではタイヤで苦戦してたんですよ。
まぁ、勝負ってのはそう言うものだから…リスクを負って改良したけど、思い通りにはいかなかったってことです。これも経験ですからね…情報収集はできましたよ。
今回のラウンドは難しかったですねぇ…このタイヤは初めてだったもんだから。
とにかく、結果的には、今週末は学習できたし、満足だと言えるでしょうね。」
【スーパーポールレースではラズガットリオグル選手がバウティスタ選手を抜き、結局、貴方は3位から2位に浮上し…】
「スーパーポールレースって、ボクシングの試合みたいでね…物凄いんですよ。コーナーの度にオーバーテイク三昧でしょ。
あれは面白いし、自分のリザルトにも満足ですよ。
復帰した途端、まだ第2ラウンドだって言うのに、こんなレベルで走れるなんてねぇ…思っていもいなかったですよ。
チーム全体で改善作業を続け、満足できるようにならなければね。
もうちょっとで迫っていけるって時は、最後の細かい部分の調整が難しいもんだから。」
【SBKで、こんなに早々に強い走りができると思ってた?】
「けっこう驚いてます…と言いつつ、楽しんでもいるけど。このまま進んでいけると良いんですけどねぇ…レース毎に伸びていって。
今、総合5位だけど、まだ、そう言うことを考えるのは時期尚早だから。第2ラウンドが終わったばかりでしょ…今は毎レースで最大限の成果を出すことが重要だから。
とにかく、今はチャンピオンシップのことは考えたくないですね…経験を積み、進歩することに集中したいんで。
それが今の現実でしょ。」
★なお、BMWが2025年に向け、マイケル・ファン・デル・マークの後任としてイアンノーネ選手を引き入れ、トプラク・ラズガットリオグルと組ませようと既にオファーを出している模様。
また、アルヴァロ・バウティスタが今年末に引退する可能性もあるため、その場合、イアンノーネ選手は後任シートを狙いたいだろう。ただ、契約金額はBMWの方が高いはずである。
★ちなみにBMWは2026年にモトGP参戦する可能性が高く、決定すれば、2025年にはモトGP機のテストを行わなければならない。そのためにも、イアンノーネ選手に関心を寄せているのかもしれない。
『2024 カタルーニャ SBK レース2リザルト』
『2024 カタルーニャ SBK SPリザルト』
『2024 カタルーニャ SBK レース1リザルト』
『2024 カタルーニャ SBK 予選リザルト』
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
イアンノーネはドゥカティで参戦じゃなかったでしたっけ
ドイツ人のブラドルを引き抜けばいいのに
バウティスタもだけど、MotoGPのライダーは全体的にSBKだとレベルが高いと感じます。さすがは最高峰、なんでしょうか
でも個人的に観てて楽しいのはSBKなんですよねえ
スズキ無き今残されたメーカーワークスチーム枠をBMWが引き継ぐ可能性有ということですか…