『バニャイア:今回、なぜドゥカティ2024年版が2023年版より好調なのか?』
★5月24〜26日、バルセロナGPが行われている。
★24日(金)、フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)が、FP1(午前セッション)で7位、PR(午後セッション)で4位だった。土曜日は予選2へダイレクト進出する。
★今回はアプリリアとKTM機が好調で、ドゥカティ機は2024年版を使用している選手は4名とも予選2進出を確保したが、2023年版の選手は皆無だった。
★バニャイア選手のコメント。
【今回は路面グリップがかなり低いそうで…】
「ここは信じられないような状況で…グリップ不足の選手権なら、最終戦の4つ前ぐらいでタイトルを取れるようなトラックでしょうね。皆、同じような状況なんですよ。
常に初日はKTMとアプリリアに引き離され、その後、うちが追い上げていく感じで…今日、既に一歩前進できたんで、明日も頑張りますよ。どこに手を入れるべきかは分かってるんで。
満足はしてますけどね…スーパーラップを出すことはできなかったけど、充分良い出来だったから。」
【ドゥカティの2023年版は4選手とも予選2を確保できなかったが、2024年版が差をつけ始めてると言うこと?】
「2024年版の方が、ブレーキングでのサポートが少しあるんですよ…ブレーキを強くかけることができ、コーナーに上手く入って行けるんです。
2023年版に比べると、グリップがイマイチですけどね…2023年版はもっとトラクションがあったし。
まぁ、明日までにどうにもできないと言うわけでもないんですよね。結局は、互角のマシンなんだから。
今日のマルケスは好タイムを出せず…トップ10内に入れるチャンスがなかったのでしょう。ペース自体は、かなり良いんですからね。」
【そう言えば、2024年版にはチャタリング問題が出ていたけれど…もう解決したの?】
「ヘレスとル・マンはグリップが高かったんですよね…でも、ここはないでしょ。
振動が出る可能性はあったけど、今のところは大丈夫です。問題解決のため、少し手入れてみたんですが…ただ、トラックにも依るんですよね。」
【トラックに依るとは…?】
「今回はグリップがなく、アスファルトが酷い状態でしょ。今日の路面温度は高めだったけど、プッシュはできず…ミディアムタイヤの熱入れに、最低6周は必要なんですよ。
ソフトなら速攻で大丈夫だけど、ただ、レース完走できる保証がないんです。上手く作業していくのは大変だけど、皆、同じ条件ですからね。」
【加速とブレーキングなら、どちらが大変なの?】
「ちょっとでもマシンを倒していたら、どの段階でも大変ですね…コーナー進入ではリアが流れるし…グリップ不足は全体に及び、第3〜4コーナーなんか『ランチ(ロッシ私設コース)』みたいで…まるでオフロードみたいなんですよ。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
ほんと判りやすい説明。そして良い質問。
そんなに難しそうならレーシングスピードで走ってみたい。テク無いけどww