『ディ・ジャンナントニオ:モトGP優勝は初体験よりずっと良い!!!』
★5月31日〜6月2日、イタリアGPが行われ、ファビオ・ディ・ジャンナントニオ(ドゥカティVR46)が予選14位、スプリント7位、決勝7位だった。現在、総合9位(−97ポイント)に就いている。
★イタリアGP決勝戦直後、ディッジャ選手が伊サイト『Mowmag.com』のインタビューで次のように話した。
【モト3時代はムジェッロ決勝で常に表彰台に上がり、モトGPでも初PPはここだった…】
「レイアウトは、開催サーキットの中で一番かも…いや、絶対に一番良いですよ。
マシンをスムーズに走らせる必要があって、そう言うトラック特性って僕は得意だし…あと、雰囲気が格別なんですよね。
ムジェッロって言うのは『魔法のトラック』って思って育つ感じでしょ…モトGP機で走ると、本当にそんな感じなんですよ。
ここ3年ぐらいはムジェッロのトラックに出ると、最初の1周なんかヘルメットの中で叫んでますからね。」
【今回の決勝ではオーバーテイクをかけまくり、グリッド14位から7位でゴール…】
「いや〜〜〜もう大満足ですよ…スーパーレースって感じでねぇ。
ムジェッロはオーバーテイク地点が多く、やりやすいんですよ…とは言え、簡単楽勝ってわけではないけど。特に今回みたいな猛プッシュレースだとね。
前の選手らが転倒しまくったんじゃなく、オーバーテイク三昧で順位を上げられたんですから…うちは自慢しても良いでしょ。レース本番のマシンは本当に最高だったんですから。
まぁ、すべてが上手く行ってるって感じで…最近は強い走りができてますからね。上位陣に喰い付いていくには、もうちょっと何か足りないけど…。
あと、予選2へダイレクト進出するとか、好セッティングを速攻で探り当てるとかもね…上位選手らのように細かい作業に取り組んでいかないと。」
【ちなみにモトGPレースで優勝するって、初体験より良いものなの?】
「そうなんですよ〜一生ものですからね(笑)。
変な例えかもしれないけど…何かに打ち込んでいて、人生で一番の目標を達成できるなら…最高のマシンで目標を達成できるなら、それを何度も味わえるなら幾らだって払うでしょうね。
とにかく最高に格別なんですよ。もちろん、初体験も素晴らしいけど…まぁ、大体の場合、上手くいかないもんでしょ…でも、モトGP初優勝は頭がおかしくなるぐらい素晴らしいですよ。」
【ところで、貴方のお父さんは二輪レーサーではないものの、とにかく貴方をプロにしたかったそうで…】
「まぁ、子供の頃から父親にインプットされたような感じで…5才半で(オートバイに)乗せられました。
とりあえず遊びで試してみて、遊びで優勝しちゃって、そのまま続けてきたんです。最終的には、こうして本格的にやってました。
ただ、残念なこともあって…モト3デビューした時、学校を辞めて引っ越しもしなければならなかったんですよ。
当時は17才で…強い走りをしたいなら、そう言うのも仕方がないんだって納得して…そう言うことは、あまり考えてなかったんですけどねぇ。
二輪レースを続けるために色々な決断をしてきたけど、常に自然な感じでしたね。基本的には、自分がやりたくてやってるわけだし。人生賭けて打ち込んでますから。
家に居る方が良いとか、カフェでのんびりしてる方が良いって人もいるだろうけど、僕はこっちが居心地良いんで…モトGP機を時速300kmで走らせてるのが良いんですよ。」
【ちなみに、光熱費の支払いは自分でできたりする?】
「正直に言うなら…自分で払いに行ったことないです。
ただ、それほど難しいとは思いませんけどね…僕はけっこう色々なことを自分でするんで、それができなくて苦労するとは思いませんね。」
[ 後半に続く ]
(参照サイト:『Mowmag.com』)
(Photo:Instagram)
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ディッジャから言ったのかと思ったら、インタビュアーが初体験との比較を聞いてるの!?
どんなインタビュアーなんだ?