『ベッツェッキ:ロッシはアプリリア移籍を理解してくれた』
★6月24日(月)、アプリリアファクトリーがマルコ・ベッツェッキ(25才、ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー所属)と、2年契約(2025/2026年)を交わしたことを公表した。
★ベッツェッキ選手は2022年にドゥカティVR46チームからモトGP昇格し、2023年に総合3位を獲得した際はドゥカティプラマックから最新機で参戦できるオファーがあったが、それを断り、2024年もVR46チームから型落ち機で参戦を続けている。
★6月27日、オランダGPの木曜会見でベッツェッキ選手が次のように話した。
【先日、アプリリア移籍が公表されたが…】
「選手なら誰でも、ファクトリー参戦を夢見るもので…僕もそうなれるぐらいに成長し、メーカーを代表するような選手になることを目標としてましたから。
こう言うチャンスが与えられ…僕にとって最高のチョイスとなりました。」
【ファクトリー選手になったら、どう言う風に変わるの?】
「どうなんですかねぇ…僕としても初めてのことなんで。今後、もっときちんと説明できるようになるでしょう。
ファクトリー加入は完全に別物でしょ。正確には、どう言う作業をするのか分からないけど…とにかく、ウキウキして興味津々になると思います。」
【去年、貴方ははプラマックチームの誘いを断っていたが…今回、ヴァレンティーノ・ロッシ師匠は何と言っていたの?】
「まず、去年、(ロッシから)VR46に残留して欲しいとか、プラマックに行くな等とは言われてないですよ。(契約更改の)オファーをしてくれたんで、僕が残留を決めたと言うことですから。
今年も話し合いはしたけど、僕が色々とアドバイスを求めたんであって…(ロッシは)絶対に僕の気持ちを分かってくれてますよ。これまでのキャリアで、こう言う状況は経験してきてる人なんだから。
僕が決めたことについては、100%理解してくれてます。もちろん、決めるのは難しかったけど…現在のチームは居心地が最高ですからね。
でも、ファクトリー加入をずっと夢見てたんだし、ヴァレンティーノも喜んでくれたんで。」
【去年、プラマック移籍のオファーを断ったのは…?】
「移籍するなら、ファクトリーのみって思ってたんで。
(プラマックは)ドゥカティがサポートしていて、ファクトリー待遇だから、最高のオファーではあったんですけどね…でも、VR46のの方が良いって思ったもんだから。
今回は話が違いますからね…ファクトリーチームと契約できるんですから。基本的には、そう言う考えで決めました。
ヴァレンティーノも喜んでくれたし、このことについてはがっちり話し合ってきたし、100%理解してくれてます。
僕の方では、ちょっとビビってたんですが…でも、友人として理解してくれました。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
ロッシの愛弟子たち、それぞれ4メーカーへのファクトリー入り完成。
フランコの成績不振のヤマハ離脱は残念だったけど、これでランチを作ったロッシは夢が叶ったんじゃないかな。
素晴らしいです。