『クアルタラロー:いつヤマハ機がスランプに陥ったことに気づいたの?』
★9月6〜8日、サンマリノGPが行われ、モトGPクラスのファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー)が予選10位、スプリント9位、決勝7位だった。現在、総合14位(−251ポイント)。
★決勝後、クアルタラロー選手が次のように話した。
【今回は決勝7位となり…】
「惜しかったですよねぇ…最後はガス欠になって、5位を逃してしまって。でも、スピードは出てたから…そこが一番重要ですからね。」
【2021年もミザノで2戦行われ…2戦目に貴方はタイトル獲得を決めていたが…】
「今年はレース優勝やタイトル獲得などの高望みはできないんだから、そう言うことを考えてもねぇ…。
とにかく、今週末もここ最近の感じと似たようなもので…今回は雨で始まり、日曜日は晴れでしょ。まぁ、2021年のことは良い思い出として取っておくだけです。
あまり考えすぎないようにしてるんですよ…とにかく、今は大変な時期なんだし。あの頃のレベルに戻るべく、集中していこうと思ってるんで。」
【では、2021年にタイトル獲得を決めた日のことは…なにか覚えている?】
「とにかく、幸せでした。あの日の午後3時から午前3時までは、僕の人生で一番素晴らしい時間でした。」
【あの日のことを思うと、今は大違い…?】
「大違いってことはないでしょう。まぁ、フランス国内では認識が変わったようですけどね…最高峰クラスで初めてフランス人がタイトルを取ったんだから。
でも、僕の方は…タイトルを獲得した時、10日間お祝いが続いたけど、いつも通りにトレーニングに行ってましたからね…たとえ、朝の4時でも(笑)。
(タイトル獲得後)すぐに来年に目を向けてましたから。だから、何かが変わったようには思いませんでした。」
【しかし、ヤマハ機の方は変わってしまった…】
「2021年から2023年末まで、全然変わらなかったんです…そこが問題だったんですよ。
でも、今は色々と変わってきましたからね…フレームに関する方向性とか、色々と分かってきてるんで。
今回のミザノ2戦では予選2へ直行できれば、どれほど違うかってことが分かったし…今後、伸びていければ良いんですけどねぇ。」
【いつ貴方は、ヤマハがスランプに陥ったことに気づいたの?】
「2021年末です…ほぼタイトル獲得と同じ頃に気づきました。
正直な話、2022年には移籍を考えたんですが…チャンピオンになって、すぐに離脱するなんて無理ですからね。
一歩前進できるって思ってたんです…でも、できなかったんですよ。とにかく、今は正しい形で作業を進めてますから。」
[ 後半に続く ]
(参照サイト:『Motosprint』)
(Photo:Instagram)
強き発言の時のファビオは好きだ。
ダメな時に駄目駄目ばかり言わずに、
このままポジティブに行ってほしい。
確かチャンピオンになった直後からこのままでは勝てなくなると言ってましたね。もともとヤマハは石橋を叩いて渡るような開発スタイルだからこれほどの差がついてしまったのかも。ここ2戦で良くなってきたから今後に期待したいです。
たしかこの頃のファビオは新型出してきても乗りなれた前年型のフィーリングを優先して却下してたはず。ペッコはフィーリング悪くてもタイムが出ると判断したらそこからセッティングを詰めていってた印象があるな。現在の差はそのあたりもあるかと。。。