『ロッシ:エンツォ・フェラーリよ、子供ができても遅くはならないぞ!』
★ヴァレンティーノ・ロッシ(45才)は1996年に世界選手権125ccデビューをし、1997年に同クラスのタイトルを獲得した。
1998年に250ccクラスに昇格し、1999年に同タイトルを獲得。2000年に最高峰クラスに昇格し(※当時は500ccで、その後、モトGPに改名)、2001年に初タイトルを獲得した。
その後、2021年末に引退するまで、同クラスで計7回タイトルを獲得した。2022年からは4輪レースに参戦している。
★10月1日(火)、マルチリンガルサイト『Motorsport.com』のインタビューで、ロッシ選手が次のように話した。
【モトGP引退後、『WRT』チームから『GTワールド・チャレンジ・ヨーロッパ』に参戦し、今年は『WEC』にも参戦しているが…】
「(4輪レースに転向する際)ほぼ全てのメーカーと話し合ってみて…結局、ヴィンセント・フォッセ(元4輪レーサー)が一番力を入れてる感じだったんですよ。僕に対しても、4輪レーサーとしての実力を信じてくれてるって感じで。
他のメーカーは、『注目選手だから欲しい』って感じで、具体的に何ができるかははっきりしてなかったんです。
僕としてはフェラーリで参戦できたら凄く嬉しかったんだけど、むこうがそれほど興味を示してくれなくってね。」
【来年はプロトタイプ車での参戦になりそう…】
「ハイパーカーで出られたら、けっこう嬉しいんだけどねぇ…でも、それが目標ってほどではないです。
チャンスがあるなら喜んでって感じだけど…とにかく、『GT3』でもって強い選手になるって言うのが良いだろうね。
今年末にバーレーンで、BMWのハイパーカーを試す予定なんだけど…まぁ、どうなるでしょうね。
BMW側は、4輪レーサーとしての僕のプログラムにかなり興味が出てきてるようだから…AUDIには、そっぽを向けられてしまったけどね。
メーカー側からのオフィシャルサポートが、あるとないとでは大違いだから。」
【4輪レーサーとしての参戦スケジュールはどう?】
「今年は16戦に出たんだけど…多すぎましたね。モトGP時代と同じぐらいバタバタしてしまって。フランチェスカ(※ロッシの現パートナー)が怒っちゃって(冗)。
まぁ、今年は色々と探っておきたかったんで、それぐらい出てみたんですよ。来年は10〜11参戦ぐらいを目標にしてるんで、『GTワールド・チャレンジ・ヨーロッパ』と『WEC』のどちらが良いかを探ってたんです。
『WEC』なら、勝てば世界チャンピオンになれるけど…『GTワールド・チャレンジ・ヨーロッパ』のレースって、本当に良いもんだから。
難しい選択なんで、まだ決めてないんですよ。」
【来年1月に第二子が生まれるそうで…】
「嬉しいですよ…しかも、レーサーとしてのキャリアに全然影響がないんだから。操縦しながら娘のことを考えてしまう…なんてことは全然ないしね。
昔、エンツォ・フェラーリが言ってたことには、あまり賛同できないよね(※フェラーリ創業者で、『レーサーは子供ができると1周1秒遅くなる』と言っていた)。
むしろ、加齢の方が問題かな。」
【4輪レースからの引退も考えてしまう…?】
「4輪は10年ぐらい参戦したいと思ってるけど…人生なにがあるか分からないから。
この手のマシンの操縦は、けっこうテクニックが必要だからね…でも、体力的には年齢がハンディなるってこともないし。あと、楽しいしね。」
(参照サイト:『Gpone』)
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4輪レースに力を入れるのもいいけど、もう少しmotogpのパドックに来てくれてもいいんじゃない?