『マリーニ:ドゥカティ機は宇宙の乗り物みたい…このままではチャンピオンシップが台無しになる』
★11月3日(日)、マレーシアGPのモトGP決勝での、ホンダ選手のリザルトは以下のとおりである。
11位ヨハン・ザルコ(ホンダLCR)
15位ルーカ・マリーニ(ホンダファクトリー)
※ジョアン・ミール(ホンダファクトリー)はリタイア
※タカアキ・ナカガミ(ホンダLCR)はリタイア
★決勝後、マリーニ選手(ヴァレンティーノ・ロッシ異父弟)が次のように話した。
【今回の決勝については?】
「酷暑のせいで路面が超滑りやすくなっていて…うちのマシンは、他と比べて特に苦戦してました。
マシンからの排熱方法を改善しなければ…僕は両足にやけどを負ってしまったんですよ。
スタート時が特に酷くって…来年はタイが開幕GPだから、それまでになんとかしないと。こんなに暑いと大変だから。
もたれかかることができないから、コーナーの度に0.2秒ぐらいロスしてしまうんですよ…だから、現時点での一番の問題点はそこだと思います。
あとは、いつものグリップ問題ですね。」
【あと、スリップストリームも大変だったそうで…】
「目の前に先行機がいる状態でコーナーを2つほど周ると、エンジンもタイヤもボディも熱が上昇してしまうんですよ。
それですっかり失速してしまい…エンジンの回転も鈍くなるし、タイヤはオーバーヒートしてしまって。フロントだけじゃなく、リアもね。
スリップストリームに入って1周丸々走ったら、もう大惨事って感じなんです。」
【転倒後に再スタートしたドゥカティ機(モルビデッリ&兄マルケス)に、抜かれてしまっていたが…】
「ドゥカティ選手が転倒してレースに復帰する度に、どう言う風になるか…分かります?
今回は2人とも直線コースで、僕の横をロケットみたいにすっ飛んで行きました…まるで宇宙人の乗り物みたいなんですよね。
とにかく、うちももっと高いレベルに辿り着かないと…ドゥカティを野放しにはできませんよ。このままでは、チャンピオンシップが台無しにされてしまうでしょ。
なにか創り出さないとね。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)