『ストーナー:なぜ日本メーカーが苦戦しているのか?』
★11月7〜10日、ミラノで『EICMA(世界最大バイクショー)』が開催されており、9日はケイシー・ストーナー(39才、2007/2011年モトGP総合優勝)が『チャンピオン・チャリティレース』に参戦した。
★11月7日、ストーナー元選手が伊スポーツ紙『La Gazzetta dello Sport』のインタビューで次のように話した。
[ 中編はこちら ]
【昨今の日本メーカー不調については?】
「外部の人間が正確に判断するのは難しいでしょう…ただ、欧州3メーカーが上位に立ち、日本メーカーが下位に落ちるって言うのは都合が良かったんじゃないんですか。
日本側が急に勝てるマシンを作れなくなったってわけじゃなく…欧州側がけっこうクリエイティブで、なにかと速いんですよね。とは言え、日本人のように洗練されてはいないけど。
まぁ、ルールがころころ変わるから、上位メーカーの方がなにかとやりやすいでしょ。(アプリリアの)アルベジアーノエンジニアがホンダに移ったら、作業もクリエイティブかつ迅速になっていくだろうから…面白くなるんじゃないんですか。」
[ 完 ]
★11月7日、ストーナー元選手が伊サイト『Gpone』のインタビューで次のように話した。
【ホンダ不調やマルク・マルケスのドゥカティ移籍など…どう思う?】
「(ドゥカティに移ったら)マルクは速いだろうって思ってました。大したことないだろうって思った人間がいるとしたら、賢いとは言えないでしょうね。
とにかく、尋常じゃない才能ですからね…どんなマシンだろうが、なんでも可能でしょう。
あと、現時点ではマルクの真の才能は見えてないと思いますね…電制システムを撤廃したら、かなり違う結果になると思うけど。
マルクのホンダ離脱については…なぜそうしたのかは理解できます。何年もの間、(ホンダは)マルクのために存在してきたけど…今は大苦戦してるじゃないですか。
日本メーカーはどちらもそんな状態で…そもそも、ルールが安定してないんですよ。ここ数年、ころころ都合よく変えられてしまってね。
日本人と言うのは細かい部分を仕上げるのは上手いけど、でも、きちんとしたガイドラインが必要なんです。ところが、今はなんでもころころ変わってしまうでしょ。
反対に、欧州人は…特にイタリア人は上手く適応していけるんですよ。クリエイティブだし、速攻で作業を進めていける。
それで、細かい仕上げが得意な日本人は取り残され…今は改善に奔走してるわけでしょ。
現状に上手く合わせていけるような解決案を探り出せるよう、僕としては、しばらくルールを変えないでもらいたいんですよね。」
(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Mowmag.com』)
(Photo:Instagram)
ストーナーのインタビュー、凄い納得と共感できる内容ばかりで面白かったです。
運営に携わって欲しいものです。
なんかロッシと仲良くしてるそうでナニヨリ。
KCは大人で人格者だよマジで。
ストーナー、バレに招待されてランチで一緒に走ったらしいけど、いつかマルクが引退したら一緒にランチで走る時が来るといいな。
良く理解してますよね!
モータースポーツの第一線で活躍するのは、やはり日本、ドイツ、イタリアですものね。
第二次世界大戦でこの3ヵ国が組んだ理由もなんとなくわかるんですよね。
ドイツは発明、イタリアは発想、日本は緻密なんですよね!
ある意味、日本メーカーの独断上だった二輪業界が、本気でタイトル取りにきた欧州勢が色々コネコネしてチャンピオン取れた事は良い刺激だと思う。最近付属されてきた装置なんかは、別に実用的でも何でもない装置と思うけど、歴史をみれば新しい付加物から実用的になった部品も数しれず。モーターサイクルと呼ばれて100年ぐらい!?ホンダがカブを売り出してから60年ぐらい!?いまでは脳汁ダラダラ出る最高のスポーツバイクを乗れるのも世界選手権があったからこそだし、そこに挑戦していったメーカーやライダー諸先輩達がいてこそ。メーカーは常に維新と技術革新をもって挑んでる訳だし、最初のほうなんてアグスタとかノートン?に負けてたの考えると、負ける事も悪くないさ。
ケーシーの言う通り、最初は厳しかったエアロのルールがどんどんゆるゆるにはなって行った。
昇降装置も最初反対が認める方向に変わった。
ロッシとケーシー、マルクが仲良しに?って?・・・・・、そんな事、どうでもよくないですか?
レーサーやアスリートなんて、基本的に人間的にはクソでないとやっていけない方々なんですよ!引退したって同様。仲良しアピールは自己宣伝、つまり金の為。
そんなものにノコノコのせられて、
ファンタジーな世界に住んでる方の思考は凄すぎるね。
日本人としては、また日本のメーカーが強い日が戻ってくれることを待ってます。
強いHONDAにもどるのを待ってます。
HONDAファイト
日本の組織のスピード感覚では開発が加速するとは思えない。
ドゥカティのやってきたアイデアを日本メーカーでやろうとしたら
「効果はあるのか?」「実績はあるのか?」「予算はどれくらいかかるのか?」って質問攻めにされて
文系にもわかるような資料用意して散々説明したあげく「とりあえず半分の予算でやれ」
みたいなこと言われてそう。
現役時代に仲が悪くても 引退したら仲良くなるのは あの限界領域を分かり合えるのは ライバルしかいないからだと思います
あなたの感想ですよね
ドカとホンダの両方に居てその両方でタイトルを獲った人だから両方の体質をよくわかってらっしゃる。よくよく考えたら最高峰クラスでは日本のメーカーとヨーロッパのメーカーの両方でチャンピオンになったのこの人だけじゃない?
何がしたいのか分からんけど、つまらんコメントしてる奴って何なの?
元スズキ社員の現バイク屋店長が、スズキのMotoGP撤退時に言っていたけれど「やれ下降デバイスだやれスプーン禁止(なのにドゥカティとかは上手いことやって結局アリ)だ将来的にはガソリン廃止だで、振り回されるの嫌になったて1抜けしたのもありますよ。まあ、『はず……』って事にしといてください」
って言ってたの思い出した
そういう意見は他じゃあんまり見聞きしなかったけど、やっぱ思う人は多いんだなって少し安心したインタビューだった