『マルケス:ドゥカティファクトリーの基準はバニャイアの方ですよね』
★12月3日、ドゥカティ本社があるボローニャで祝賀イベントが行われ、選手や関係者がファンと共にタイトル獲得を祝った。
★マルク・マルケス(ドゥカティグレジーニ、2025年はドゥカティファクトリー)が会見で次のように話した。
【貴方は実に意欲的なタイプだが…貴方とバニャイア、来年勝つのはどっち?】
「結局のところ、僕らはチームですからね…つまり、どちらか一方は勝つであろうチームだってことです。とにかく、最終的にはメーカーにタイトルをもたらせるかどうかが重要なんであって。
普通に考えれば…もう何度も言ってきたことだけど、チーム内で基準とされるのはペッコ(バニャイア)の方ですよね。このマシンで何度も勝っていて、経験があるんだから。
でも、こっちも100%頑張るつもりなんで…ファクトリーチームのやり方に合わせていくよう努力しますよ。」
【ドゥカティの今年の勝ち星を思えば…タイミング良く、然るべきチームに入ったと思う?】
「まぁ、探し求めていた場所を見つけたって感じですね…そう言う意味では、然るべきチームに入ったって感じるし、現在のドゥカティの状況を思えば…確か、アプリリア機の1勝を除けば、常にドゥカティ機が勝っていたことを思えば、気持ちは上がりますよね。
そのアプリリアの1勝だって…あのレースでは僕がミスってしまってたんだし。もしかしたら、ドゥカティ勝利のレースになってたかもしれないんだから。
まぁ、それは良しとして…スポーツ選手のキャリアとしては、タイミング良く、然るべきチームに入ったと思ってますよ。」
【バルセロナテストでは、初めてジジ・ダッリーニャと作業をしたわけだが…】
「ファクトリーチームでの初作業って言うのは、常にちょっとショッキングなものだから…新しい顔ぶれのなか、作業の進め方も違うし。
でも、テストを終えてみて、『これは良いな』って思いましたよ…競争の世界はこうであるべきって感じで。『行動し、それに対応していく』ってことなんですよ。
なぜドゥカティがここまでになったのか…ちょっと分かってきたような気がしますね。
2016〜2018年まで、僕はドゥカティ相手にタイトル争いをしてたじゃないですか…(ドゥカティは)物凄いマシンを作ってきましたからね。
当然、指揮を取っているのはジジだけど、後方で支える人達もいて…本当に物凄いチームですよ。」
【この1年間、以前よりイタリア人ファンを間近で見てきたのでは?】
「当初は、やはり、大変だったけど…でも、毎回良くなっていきました。トラックに出たなら、僕は常にプロの姿勢で頑張ってたし。
最終的にはこうして、イタリアメーカーのイタリアチームに入ったわけで…実に快適ですよ。グレジーニチームのおかげで、自信を取り戻すことができたしね。」
【この1年間は学習期間だったわけだが、個人的にはどんな年だった?】
「タイトルは取れず、総合3位ではあったけど…でも、大切なことを1つ勝ち取ったって思ってます…オートバイへの情熱や、高い競争力を取り戻したんだから。
自分にはまだ高い戦闘力があるんだと、然るべきマシンに乗ればレース優勝も可能なんだと…実際に優勝できましたしね。そう言うのって、本当に大きなことなんですよ。
個人的には、『Believe in yourself』ってことを学びました…イタリア語ではなんて言うんですか?
『自分自身を信じる』…僕はそれを学び、実行したんです。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)
(2024/12/12 04:35:41時点 Amazon調べ-詳細)
意地悪なことをいうと、もし、マルティンがファクトリー入りしててもここまで注目してされてなかったかもね
ヴァレが生きる伝説、と呼ばれたけどマルケスもその域になりつつあるね
熱狂、アンチ、表現は違ってもこれがカリスマ性
長い間ロッシのファンだった私は、当然アンチマルクマルケス。
何がなんでもペッコには負けて欲しくない。
それでも、大嫌いだけれども、2025年、勝ちまくってタイトルを取って喜ぶマルクを見てみたいという思いがあるのも事実。
悔しいけれど、そういう魅力を持つ唯一無二の存在。
負けるなペッコ。
インタビューでは一歩引いた視点で話をしているけど、ファンは「自分にはまだ高い戦闘能力がある」を体現して欲しいんですよ。ある意味、昔のロッシの立場になりつつある。
ペッコはその相手として、十分すぎる男。来年は熱いバトルでイタリア人からのブーイングも無くなることを期待してます。