『ダッリーニャ:アルベジアーノよ、(ホンダでは)一筋縄ではいかないぞ』
★2024年のモトGPシーズンで、ホンダは表彰台を一度も獲得できず、コンストラクターズ部門では最下位だった。
★ホンダは再建計画に着手しており、当初はテクニカルディレクターとしてジジ・ダッリーニャ(ドゥカティ)獲得を試みたが叶わず、最終的にアプリリアからロマーノ・アルベジアーノを引き抜いた。
★最近、ダッリーニャ氏が『AMC Portal』のインタビューで次のように話した。
【2025年からロマーノ・アルベジアーノが、ホンダのテクニカルディレクターを務めるが…】
「ロマーノにとって、大きな挑戦になるでしょうね。予算的には、より多くのリソースを使えるだろうが…これまでとは完全に異なるメンタリティや作業姿勢に、立ち向かっていかなければならないのですから。
容易なことではないでしょう。きちんと機能する体制を構築するには、時間が必要ですからね。
アイデアやコンセプト、解決方法を展開させていくには適切な人材が必要ですから…一朝一夕でどうなるものではないでしょう。」
★ダッリーニャ氏は2013年末にドゥカティに加入し、2022年、フランチェスコ・バニャイアによりタイトル獲得の悲願を果たした。
★一方、アルベジアーノ氏は2015年にアプリリアがモトGP参戦を始めた時からテクニカルディレクターを務め、2022年にはタイトル争いに加わるまでになった。
★ホンダはテストチームを改変し、2024年シーズン終盤より元テクニカルディレクターのケン・カワウチが陣頭指揮を取っている。
また、2025年よりテストライダーがステファン・ブラドル/中上貴晶/アレイシ・エスパルガロの3人体制となり、特にエスパルガロ元選手はスズキ時代にカワウチ氏と組んだことがあり、また、アルベジアーノ氏との付き合いも長い。
(参照サイト:『Corse di moto』)