MotoGP

バニャイア語り尽くす『VR46アカデミーに入れなかったかも…』

『バニャイア:VR46アカデミーに入れなかったかも…』

★2024年12月末、フランチェスコ・バニャイア(27才、ドゥカティファクトリー、2022/2023年モトGP総合優勝)が、VR46ライダーズアカデミーの同胞アンドレア・ミーニョ(28才)のポッドキャスト『MIG babol』で次のように話した。

[ 中編はこちら ]

【2013年にミ゙ザニーノ・ゴーカート場でイベントレースに出た時、ちょっと大変だったんだって…?】
「僕は1列目スタートだったんだけど、第3コーナーでブラッドリー・スミスにコースアウトさせられて…。コースに戻った時、最下位にはなりたくなかったんだよね…けっこう良い走りをしてたもんだから。
最終ラップはヴァレ(ロッシ)とパゾ(パジーニ)が優勝争いしてたんだけど、周回遅れだった僕は2人の間に入って邪魔してしまったんだよ…。
それで、カルロ・カーザビアンカ(※ロッシ右腕、VR46専属トレーナー)からは、『ペッコ、これでもうVR46アカデミーには入れないだろうな』って言われてしまってねぇ。」

【でも、その翌年、タヴッリャに引っ越してきたんでしょ?】
「(地元)トリノからペーザロへの移住は大変だった…2014年はニコロー・ブレガの家族と一緒に過ごしてたんだ。ニコローのベッドで一緒に寝たりしてね。でも、一晩中、蹴飛ばされてたんだけど。
その年の秋からVR46でトレーニングすることになって、最初はホテル住まいだったからタヴッリャまではいつもタクシーで通って…それで、その運転手さんと仲良くなってねぇ。帰りは、アカデミーの誰かにホテルまで送ってもらって。
2015年に住む所を探してたら、さいわい、ステファニア(※ロッシ母親)がペーザロに持ってるアパートの部屋を提供してくれたんだ(※ここでバルダッサッリ選手と同居した)。
すごく良かったよ…18才になるかならないかって時に、2人でけっこうきちんと生活してたんだから。あれは楽しかったなぁ…夜はバルダとプレステをやったりしてね。
1つ思い出があって…皆でジムにトレーニングに行って、その後、一緒に晩飯を食べてたんだけど、バルダが先に帰ってしまったことがあったんだよ…彼女に会いに行くって言ってね。そうしたら、その後、朝の4時にシミュレーターの所にいたんだから。
2019年には『ペッコ、僕は彼女と一緒にリミニに引っ越すよ』って言って…僕はまるで振られたみたいな感じになってねぇ(笑)。」

【2016年のモト3アッセン戦で、初優勝を決めてたよね…】
「まぁ、今なら、あんな風に優勝するのは無理なんだろうけどねぇ…最終ラップで君を抜くのに、赤い縁石を利用しちゃったんだから…今は緑色になってる箇所だよ。
(レースウィークエンド中の)土曜の夜はヤマハのホスピタリティで夕食を取ってたんだけど…ヴァレがいるからね。その時、ヴァレが、『赤い縁石は乗っても大丈夫だから使えるぞ』って話してたんだ。
それで、レース中、終盤ラップの時に『使ってみるか!?』って思ってね。あの優勝は本当に感動したよ…マヒンドラ機での初優勝でもあったんだから…インドメーカーのマシンで、エンジンはいまいちだったけど、最高のレースが出来たんんだから。
あの年はアスパーチームに所属してたんだけど、6回表彰台に上がり、2回優勝したもんだから『モトGP機に乗る』って言う賭けに勝ってねぇ…当時、アスパーチームはドゥカティ機でモトGP参戦してたから。それで、ヴァレンシアで9周回走らせてもらったんだ…トップスピードを記録し、第4セクターなんて最高だったんだから。それほど悪い走りじゃなかったんだよ…首位と2秒差だったんだからね。」

[ 完結編に続く ]

(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Mowmag.com』)
(Photo:Instagram

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