『ブラドル:ホンダのマシン開発の問題点は?作業の進め方は?』
★2024年のモトGPで、ホンダは以下の成績を収めた。
[ライダー部門]
総合17位ヨハン・ザルコ(ホンダLCR)
総合19位タカアキ・ナカガミ(ホンダLCR)
総合21位ジョアン・ミール(ホンダファクトリー)
総合22位ルーカ・マリーニ(ホンダファクトリー、正規選手の最下位)
[コンストラクター部門]
総合5位ホンダ(最下位)
[チーム部門]
総合10位ホンダLCR
総合11位ホンダファクトリー(最下位)
★先日、ホンダのステファン・ブラドル(テストライダー)が、西サイト『Motosan』のインタビューで次のように話した。
【マシン開発面で苦戦しているようだが…】
「いくつか難しい点があって…例えば、コミュニケーションの壁とかね。
欧州出身の選手は英語を使って伝えるわけだから、日本人エンジニアはそれを正確に解釈しなければならず…ちょっとした壁は生じてしまいますよね。細かなディテールは100%伝わらないのだから。
あと、問題を説明する際、選手ごとに表現が違いますからね。」
【現在のモトGPでは、ドゥカティ機が指標とされているが…】
「最近、エンジニア陣が色々と真似しようとしてたけど…でも、上手くいかないと思うんですよね。
やっぱり、本来の自分達のフィロソフィーを維持していくべきでしょ…本来の強みを維持し、弱い箇所に手を入れていくべきだと思うんですよ。
例えば、これまでホンダ選手って言うのはブレーキング最強だったけど、ミシュランに替わってからは加速やコーナースピードでタイムを稼いでるんですよ。
僕はエンジニアじゃないんで、ライダーとしての視点でしか話せないけど…とにかく、ホンダはドゥカティを模倣してるわけではなく、自分達が進むべき道を見つけようとしてるだけってことでしょうね。」
【2023年末にマルク・マルケスが抜けたことも大きかった…】
「あれは大打撃でしたよ…その結果、レース部門の再編につながったんですからね。
リーダーを失い、作業はマリーニとミールが分担することとなり…2人とも良い仕事はしてますけどね。2人ともコメントが酷似してるんで。
ただ、時間はかかるでしょう…期待されていたような結果は、まだ出てきてないんだから。
今のところ、ホンダには明確なリーダーがいるとは言えない状況なんですよ…今は、『全選手の意見を聞く』と言うシステムになっていて、全員のフィードバックを選別して全員が良しとするようなマシンを作ろうとしてるんです。」
★なお、2025年よりホンダのテクニカル・ディレクターは、ロマーノ・アルベジアーノ(2024年末までアプリリアで同役職に就いていた)が務める。
テストライダーもステファン・ブラドル/中上貴晶、アレイシ・エスパルガロの3人体制となり、ワイルドカード参戦は中上/エスパルガロ元選手が担当する。
一方、ブラドル元選手はテスト走行より、ホンダとのコミュニケーション面に集中する予定。
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
何気に日本人クルー、ナカガミがディスられてるネ
YAMAHA、SUZUKIは何年も日本人が参戦してないの知ってんのかな
アレイシでHONDAの開発が良くなると確信したよ
ブラドル今まで何やってきたの