『プーチ:エスパルガロはKTMペドロサのように、正規選手にプレッシャーをかけるだろう』
★ホンダのアルベルト・プーチ(チームマネージャー)が、マルチリンガルサイト『Motorsport.com』の1月19日付記事で次のように話した。
【今年からイタリア人のロマーノ・アルベジアーノが、モトGPのテクニカルディレクターを務めるが…】
「現時点において、我々が立てている唯一の戦略は、マシンを改善することであり…そのため、テクノロジーに加え、あらゆる人的リソースと使える資金を投じています。
その一環で、ロマーノと契約しました…出来ることは全てやっているところです。現在、我々は本来のレベルにはいませんからね。」
【F1では、ホンダはレッドブルにエンジンを提供して上手く行っているが…】
「4輪と2輪は別物ですから…しかも、こっちはマシンの一部ではなく、全体に取り組んでるんですから。まぁ、どちらもホンダHRCが運営してますからね…F1側の能力も活用させてもらってますよ。
ヨーロッパに拠点を置くことも検討しているんですが、今はとにかくマシン改善に集中してます。」
【コロナ禍のせいで、こうした苦境に陥ってしまったの?】
「部分的にはそうかもしれませんね…技術スタッフ陣の中には、日本へ渡航できなかった者もいたので。」
【今年からテストライダーにアレイシ・エスパルガロが加わったが…】
「経験豊富だし、明白な分析をするタイプですからね。アプリリアのように順調なメーカーに所属してたのだから、とにかくポジティブでアイデアも持っているでしょう。
しかも、昨年のバルセロナ戦では表彰台争いをしてたんですからねぇ…新マテリアルを正確に検証するには、限界ギリギリで速く走る必要があるのですから。」
【正規選手陣にとってはプレッシャーなのでは?】
「ええ、そこが重要なんですよ…ちょっと、KTMでペドロサがやってるような感じでね。長い目で見れば、ポジティブなことでしょ。」
【最近、モトGPの各デバイスが問題視されているが…】
「有効な物もありましたよ…安全性が高まりましたからね。
何年か前まではトラクションのコントロールはライダーの腕まかせだったが、やり過ぎるとコースアウトしてしまってね。とは言え、電制システムには限度が必要でしょう。
常にマシンよりライダーの手腕の方を重視すべきであって…まぁ、上手いこと妥協点が見つかるんじゃないんですか。」
【2027年には新レギュレーションが実施されるが…】
「各メーカー共に、常にマシンを速くするよう模索しているわけだが…うちは2027年まで待ってるわけにはいきませんからね。」
(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Mowmag.com』)