『ホジソン：ミラーはお買い得…ブラインドテストが得意だから』
★2月12〜13日、タイのブリーラムにあるチャーン・インターナショナル・サーキットでモトGP公式テストが行われた。
★同テスト最終日、ジャック・ミラー（ヤマハプラマック）が10位だった（+0.762）。
★今年、ミラー選手はKTMからヤマハ機に乗り換え、冬季テストは好調だった。
★先日、ニール・ホジソン（51才、イギリス出身、2003年SBK総合優勝）が英サイト『Crash.net』のインタビューで、次のように話した。
【冬季テストではジャック・ミラーが好調そうで…】
「まぁ、ジャックは愛されキャラですよね…モトGP選手の中では一番ノーマルで、キャラが立ってるでしょ。
本人にとっても良かったですよ…とにかく、経験豊富な選手だから。（ヤマハにとっては）まさに賢い買い物ってとこでしょうね…ホンダ/ドゥカティ/KTM機に乗ってきた選手なんだから。
ジャックはね、『ブラインドテスト』が得意なタイプなんですよ…つまり、マシンのどこに手を入れたかを知らせずにテストさせても、大体いつも、ぴったり当ててくるんです。」
【今シーズンはどうなりそう？】
「上手くいくと思いますけどね。ジャックの良い所は1年契約でも全力を尽くすところで…もしイマイチの出来だったら、契約更改できなくてもクヨクヨせずに済むでしょう…これまで良いキャリアを送ってきたんだから。
モトGPでの可能性が途絶えたとしても、SBKからいくつかチャンスが来ると思いますけどね。」
【ところで、今年のヤマハとホンダについてはどう思う？】
「良い方向に進んでるんじゃないんですか…とは言え、KTMやアプリリアを抜いてドゥカティと戦えるほどではないでしょうね。
まぁ、日本メーカーは優遇措置を上手く活用してるみたいですけどね…どちらのメーカーも前進してたじゃないですか。どこまで行けるのか楽しみだけど、ただ、『今年は絶対にレース優勝できるだろう』なんて言えるのは、2026年まで待った方が良いでしょう。もちろん、何が起きても不思議はないが、普通のドライレースで日本メーカーが勝てるとはまだ思いませんね。まぁ、私の予想が間違ってると良いんだけど。」
（参照サイト：『Gpone』）
（Photo：Instagram）
ホジソンさん冷静な視点です。
ジャックは人柄と過去在籍チームもあって溶け込むのは早いし、マシンアジャストも上手く行っていますね。
後はレース結果。
お客さんお金を入れていただかないと困ります