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『マルティンへのアドバイス:マルク・マルケス&バニャイア』
★2月24日、ホルヘ・マルティン(アプリリアファクトリー、2024モトGP総合優勝)がトレーニング中の骨折により手術を受け、タイ開幕戦は欠場となった。
★2月27日のマッシモ・リヴォラ(アプリリアレーシングCEO)の説明によれば、今回負傷した左手のコンディションが良くないため次のアルゼンチンGPも欠場になるとのこと。
なお、手術は成功しており、復帰は100%完治してからの予定と。
★また、周囲から漏れ出た情報によれば、第3戦のアメリカズGP(3/28〜)は参戦できそうではあるが、本人の体調次第とのこと。
★アンヘル・チャルテ医師(モトGP医療責任者)が、スペイン『DAZN』で次のように話した。
「マルティン本人は、いつも通り、元気そうでしたよ。まぁ、一番心配なのは舟状骨がきちんと癒着するかどうかでね。
(バルセロナ病院の)ミール医師とも話したんですが、タイとアルゼンチンは無理でしょう。まぁ、オースティンはどうなるか…回復は時間がかかりそうなので、徐々に対応していくようにしないとね。
治癒が上手く行かない場合、中・長期的に副作用など予期せぬ影響が出る可能性がありますから。とにかく、オースティン入りする前に検査をして、様子を見ることになるでしょう。」
★マルク・マルケス(ドゥカティファクトリー)からのアドバイス。
「(マルティンの)気持ちは分かりますよ…タイトルを取った後ってモチベーションも上がってるし、自信も増しますからね。限界点が分からなくなることもあるんですよ。
自分の経験を振り返りつつ、ホルヘには『自分の身体を大切にね』とメッセージを送っておきました。以前、僕は大切にしなかったじゃないですか…そのせいで、かなり高く付きましたからね。
だから、『5〜6戦休んだって、たいしたことないから』とも書いておきました。若いんですからね…才能もあるし、まだまだ先は長いんだから。」
★フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)からのアドバイス。
「(マルティンには)『焦らず、落ち着いて』と伝えておきました…完治には時間がかかるだろうから。
完治しないうちにまたケガをしたら、その後のキャリアに響いてくるでしょう。焦らず待つ方が良い場合もありますからね。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
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マルクはマルティンの今回の気持ちが1番分かっていると思います。あんな直ぐに出場(ドクターもよくGOサイン出した)して大ごとになり結局2年間は棒にふり、その後の2年間も苦しんで結局完治迄は行かなくなってしまったからね。
マルティンに二の舞いを踏んで欲しくはないでしょう。
ケガで出遅れて、焦ってまたケガ、周りが焦る必要ないと言っても余計に焦ってしまう。若い時を思い出すと解る気がする。
今年ドカ独走をさせない為の期待の一人だけに、早く復帰して欲しい。
出遅れはもう取り戻せないんだし、今季はマシン乗り換えなんだし、治癒に要する時間を考えれば、開き直って一年間はじっくりアプリリア機に慣れる期間と開発に専念したら良いと思う。
しくじり先生マルケスの助言は役に立つ。しっかり治してね。