
『ディ・ジャンナントニオ:弟マルケスのミスはLLP処罰だけじゃ足りない!』
★4月13日(日)、カタールGPのモトGPクラスでファビオ・ディ・ジャンナントニオ(ドゥカティVR46)が、決勝16位だった。現在、総合5位(−75ポイント)。
★第3ラップ第3コーナーでアレックス・マルケスに押し出され、大きく降格した。その後、超速で追い上げたが、ジョアン・ミールに接触し、さらに目の前で転倒したホルヘ・マルティンに接触してしまった。
★ディッジャ選手の作戦では、グリッド5位スタートから前に出て行き、マルク・マルケスに喰い付きながら、できるだけ好リズムを維持すると言うものだった。
レース後半はタイヤ面で有利になるだろうと予想し、終盤で表彰台を目指して勝負に出ようと思っていた。
★決勝後、ディッジャ選手が次のように話した。
【序盤、アレックス・マルケスと接触して順位を落としていたが…】
「僕が前に居たんですが、けっこうな衝撃でした。もちろん、わざとじゃなく、ミスだったようだけど…でも、モトGPであの手のミスをするって、ちょっとギリギリだよな〜って思う限りですね。
モト2やモト3ならともかく…モトGPでも、初めて上位を走ったルーキーが舞い上がってしまったのならともかく、僕らレベルの選手ならあの手の状況は避けるべきでしょう。危険なんだから。
僕はかなりの危険にさらされてしまったんです…転倒しなかったのはツイてましたよ。もし転倒してたら、今頃、こうして会見なんてしてられなかったでしょう。
まだ第3ラップだったって言うのに…事故について詳しく話す気はないんですが、ただ、将来的に、こう言う他の選手のレースを台無しにしてしまうようなミスに対し、ロングラップペナルティ処罰だけじゃ駄目だと思います。
僕は何ポイント取りそこねてしまったか分からないって言うのに、あっちは7位でゴールしてるんですからね。不公平でしょ。」
【どのような処罰が妥当だと思う?】
「僕はスチュワードパネル(審判団)ではないんで…でも、とにかく、もう少し厳しくすべきでしょうね。」
【チームオーナーのヴァレンティーノ・ロッシはなんと…?】
「(僕自身が目指していた)リザルトが取れなかったんで、残念がってくれて…とにかく、いつも通り、立派な対応をしてくれました。
僕をなぐさめてくれたと言うか…最終的に、『君のパフォーマンスや君達の仕事ぶりを、本当に誇りに思ってるよ』と言ってくれました。
(この言葉を)別の意味での勝利だと思って、家に帰ります。」
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
ディッジャにとっては、それで遅れを取ってのマルティンが目の前で…があったので尚更でしょう。
2人共転倒ノーポイントもあり得ますから、相手に与えたダメージ大小でダブルLLPやレース中に3つ順位降格でも良いと思います。
ヴァレの得意の戦法だったから、何も言えないでしょ。
セテ・ジベルノーもロッシにやられてチャンピオンを取り損ねたしね。
LLPによるタイムロスがコース毎にまちまちでそもそもどの程度抑止力として効果があるのか今一つ判らない所も問題ですね
タイヤ内圧違反で16秒加算なら危険走行は程度に応じて15秒或いは30秒加算とか一律にした方が良いのかも?