
『ディ・ジャンナントニオ分析:なぜマルケス兄弟、バニャイア、ビニャーレスは速いのか?』
★4月25〜27日、スペインGPが行われ、モトGPクラスのファビオ・ディ・ジャンナントニオ(ドゥカティVR46)が予選8位、スプリント6位、決勝5位だった。現在、総合5位(−77ポイント)。
★決勝後、ディ・ジャンナントニオ選手が次のように話した。
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【今年のマルク・マルケス大活躍については、どう思う?】
「最強の走りをしているし、左折コーナーでは常にプラスアルファの力を持ってるんですよ。
去年は、それほど大きな違いは出してなかったけど、今年はそこが強みになっていて…だから、それ以外の地点では他の選手と同じような走りをしてますね。
各選手、特性はそれぞれで…例えば、ペッコ(バニャイア)なんかはハードブレーキングの名手ですね。マルクはブレーキングはペッコほどじゃないです。
アレックスは混合タイプと言うか…まぁ、一番バランスが取れてる感じです。」
【貴方は?】
「僕は…いまだマシンの信頼感が足りないんですよね。オースティンでは表彰台にも上がったんで、リザルトは良いんですが…でも、カタールでは好成績が出せるはずだったのに、どうも感触がベストじゃなくって。
レースウィーク中は、その辺に取り組んでいかないと…このマシンでの経験値がちょっと低いんで。」
【ヴィニャーレス選手との一騎打ちはどうだった?】
「マーヴェリックは最強の走りをしてましたね…2人で何周もの間、オーバーテイク合戦をやってました。結局、彼の方が速かったんで…僕が邪魔をしてたってことになるんでしょうね。
真後ろで見てたんですが…正直な話、好ペースで僕より速く走ってましたから。(ドゥカティ機と)大きな違いはなかったですよ…好調な時のKTM機は、立ち上がりが強みだってことは周知の事実なんだし。
今週末、僕は立ち上がりのフィーリングが100%ではなく、いつもより苦戦してたんですよ…結局、超好ペースは刻めなかったし。とは言え、マーヴェリックは全てにおいて上だったんで…うちより上手く作業できたんでしょうね。」
【ちなみに転倒後のマルク選手は、左側面のカウルが損壊していたのに超速で…エアロダイナミクスは、それほど重要じゃないってこと?】
「それはデリケートなテーマなんですよね…例えば、カタール戦で僕はウィング2ヶ所欠如でも速かったんですよ。ペース的には2位になれる速さでした。
でも、ウィング1ヶ所欠如でも、マシンを真っ直ぐに走らせることができなかった時もあるんです。エンジニア陣に聞いても、正確な答えって返ってこないんですよね。
もちろん、マシンに付いてるパーツは全て役に立ってるんですが、ただ、まだまだ選手も差を生み出しいけるって言うのは良いことですよね。」
★なお、ディッジャ選手は最新機を使用していることもあり、ヘレステストではプライベーターながら新マテリアルのテストも豊富に用意されていた。
[ 完 ]
(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Mowmag.com』)
(Photo:Instagram)
ディジャって気さくで可愛いよね。愛されキャラと言うか。実績で言えば決して飛び抜けてるわけじゃないのにマルクやペッコと同じ最強マシンを与えられてるのは人柄も1パーくらい関係してるのかも笑?