
『バニャイア:兄マルケスがドゥカティ最新機の欠点をカバーしてる…』
★5月25日(日)、ブリティッシュGPのモトGPクラスでフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)が、決勝で転倒リタイアした。現在、総合3位(−72ポイント)。
★ここ4レースで3度目のゼロポイントとなった。
★決勝後、バニャイア選手が次のように話した。
【今回の決勝については?】
「たいして話すこともないでしょう…今までの話の繰り返しになると思います。
今までと違うのは…1回目のスタートは調子良かったと言うことで…ファビオ(クアルタラロー)に喰い付いて、抜こうと思ったんですが、始まったばかりだったので集団から抜け出す方を優先させました。
最後までファビオと一騎打ちになってたんじゃないかと思うんですが…レッドフラッグが出てしまって。
リアを新タイヤに替えたら、もうまったく機能しなくなってしまいました。加速できず、タイヤも滑りまくって流れそうになってたので、何が原因だったのか突き止めないと。
結局、第9コーナーで膨らんでしまい…2周後の第7コーナーは進入の際にリアが流れて転倒しました。」
【今年は主役になれない感じ…?】
「今のところ、そうは思ってません…運不運と言うのは、起きる時は起きるものでしょ。
シーズンが始まった時から問題を抱え続けていて、今回はドゥカティ最新機にとって過酷なテストのようになってたんですよ…もしクアルタラローがあんな事にならなかったら、ドゥカティは誰も表彰台に上がれなかったでしょう。つまり、検証する必要があると言うことです。」
【優勝したアプリリア機については…ベッツェッキ選手やマルティン選手のことは、どう思う?】
「マルティンについては、なんて言っていいものやら…ベッツェッキは今週末は強かったですね。スプリントでは、多分、問題が起きてたのでしょう。
今日なんか脅威的でしたよ…ファビオはツイてなかったけど。優勝していたはずですからね。昨日なんかベッツェッキに、『ファビオは最強だぞ』ってメッセージを送っておきましたから。
僕が前を塞がなかったら、多分、表彰台に上がってたはずですよ。」
【今回はドゥカティ最新機の3選手が苦戦していたようで…】
「マルケス兄弟については、転倒直後の再スタートだったから…信頼感と言う意味では不利ですよね。アレックスなんか、最初の転倒がなければ優勝してたでしょう。
今回は最新機より2024年機の方が遥かに良かったんですよ…モルビデッリにしてもそうでしょ。
(完走できなかったから)今回のレースはアーカイブできないし、どう取り扱って良いかも分からないけど…とにかく、今後どうすべきか探っていかないと。FP1以降、何を試しても上手く機能しなかったんで。」
【しかし、同じ最新機の兄マルケス選手は表彰台に上がっていたが…】
「マルクは最強ですよ…(最新機が抱えている)問題をカバーできてますからね。
僕は自分の実力も真価も分かってます…必要な信頼感がつかめれば、レース優勝は可能なんです。もちろん、皆が尽力してくれてると言うことも承知してます。
メンタル的には…100%の力を出しても3位にしかなれない時は、それが精一杯なんだってことも分かってます。」
【なぜ転倒したかについては…?】
「分かりません。ミシュランから割り当てられたタイヤでレースを始め、再スタートの前に他のタイヤに交換したわけで…なぜ、ああ言うことになったかは分かりません。
ただ、バンクするのも大変だったんです…58〜59度ぐらいになると、リアタイヤがスリップしだすんですから。かなり奇妙な感じでした。」
【何レースか前から苦戦していて…また転倒してしまうと、精神的にキツいのでは?】
「ポジティブ面としては、自分の実力は分かってると言うことです。フロントの感触が上がれば、レース優勝は可能ですから…おかげで、こうした状況でも落ち着いてはいられます。
ただ、とにかく、勝ちたいし…勝たなければならないんですよ。解決策を見つけようとチームやエンジニア陣と一緒に懸命に努力してるし、僕自身も常に全力で頑張ってます…これ以上は無理ってぐらいに。
一歩前進させなければ…あらゆる所に手を入れても、FP1以降、タイムがまったく削れないんですからね。フィーリングもほとんど変わらず…いや、まぁ、ちょっとは良くなったかな。」
【ジジ・ダッリーニャからは何と言われてるの?】
「現在の状況について、他のエンジニアらと一緒に考えてくれているのだと思います…マシンは去年のものと酷似してるけど、同じようには機能してないんで。
多分、原因は分かってないんじゃないんですか。進歩も見えず、解決もできず、前にも後ろにも進めない状態なんですから。」
(参照サイト:『Gpone』)
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昨年までマシンに問題が出てもスタッフと一緒に対策する類のコメが出てたけど、最近はそれが見られないからチームと微妙な溝があるのかな?
ミシュランタイヤがどうしても怪しい気がします
手作業の部分が結構あるとか?
出来栄えに人のばらつきがあるとしたら割当みたいなものがあるような…
マシンが決まっていれば速く走れるのでしょうね
でも、ドゥカティだって何時までも最強マシンの座にいられるわけじゃない
現に優遇装置もあるとは言えライバルメーカーが追い付いてきている
そんな時に武器になるのが選手のライディングスキルでありマルケスの強さなのだろう
最高峰で6度のタイトルは伊達じゃない
開発能力に長けるライダーは重要なのでジジ達もペッコにはいてほしいと思っているだろうが、引き立て役みたいな日々が続くと辛いだろうな
かつてのペドロサのようにメンタルがやられそうだ
エンジニアは自分たちのやってきた事にプライドがあるからあれこれ言われるのも嫌なんだろう。
そこに来て、まあ大丈夫だよ、って感じで無双するマルクが来てしまうとみんなマルクの方向いちゃうんだろうね。
いつもセカンドはこのパターンで自信をなくす。
今回はメンタル激弱のペッコだからなぁ。
ペッコ!ヤマハに来ないか?
君のお師匠さんも状況は違うとはいえドゥカティで苦しんだ後にヤマハに帰ってきたんだ!
復帰後チャンピオンにはなれなかったけど君ならチャンピオンも狙えるはず!
ところで昨日リンジャービスさんパドックにいなかった?
イギリス出身だから来てたのかな?
チームとして、ドゥカティとして、ペッコをしっかり支えて欲しい。 「マルクが速いのでそれほど手を加えなくてもよい。あとはライダーの責任!」となると、ホンダ時代の再来だ。 ドゥカティファクトリーに入り、マルクが何故ホンダで強かったのか? がすごくよくわかる。ケイシーのスピードと、ヴァレの戦略性を両方持っている感じ。チームメイトはキツイよね。
赤旗後のドカ勢は、序盤の動きが全員ナーバスだった。
特に25型。そのなかでもバニャイアは生まれたての羊のようにヨロヨロしてた。
今回は色々な要素が重なって、よっぽど相性が悪かったのかな。
シルバーストーンではペッコよりディジャの方が良かった気がする
マルクはともかく、ディジャにまで負けてては言い訳のしようがないかと・・・