
『バニャイア回答:マシン白煙の原因、モルビデッリの2024年機試乗、今年の目標…etc』
★10月3〜5日、インドネシアGPがマンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで行われる。
★フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)が、木曜会見で次のように話した。
【昨日のファンイベントには大勢のファンが詰めかけ、モトGP選手がまるでロックスターのようだったが…】
「モトGPへの情熱が物凄いですよね…昨日は、宇宙最大のステージでコンサートをしているロバート・プラントにでもなった心境でした。
モトGPファンの皆さんが、今週末、僕らと一緒にサーキットで楽しんでくれることを願ってます。僕らも最高のレースを観てもらえるよう頑張るんで。」
【ドゥカティ機もやっと馴染んできたようだし…もしかして、ミザノテストではモルビデッリ選手の2024年機を試していたの?】
「あのテストでは、過去に僕が使っていて…これなら信頼感が掴めて、パフォーマンスを上げられるって思えるものを色々と試すことにしたんですよ。
モルビデッリのマシンを試したってことは断言できないです…確かなのは、過去に使っていた各パーツのおかげで好感触を掴めたと言うことです。」
【インドネシアGPでも好感触を掴めそう…?】
「自信はけっこうあります…ただ、僕にとっては楽なコースじゃないんで…上手く合わせていけるよう頑張ります。
チームと話し合った結果、金曜セッションではマシンに一切手を入れないと言うことになりました。ここでは一度優勝したことがあるし、去年も表彰台に上がってるんで。
良いコースですよね…面白いし。うちとしてはコンディションと、最初から高い戦闘力で行けるかどうかを確認するだけです。」
【かなり長いこと苦戦が続いたが…】
「ここまでずっと、僕は『自分の実力は分かっている』と言い続けてきたじゃないですか…頼んでいたものが届いたから、上位争いに返り咲くことができたんです。
常に自分の目標に集中していたし、自分の操縦がいつも通りではないことは分かってたんで。これまでと違う物を試すには、ミザノテストまで待つしかなかったんですが…あのテストで、いつもの走りに戻すことができました。」
【一番大きく変わったことは…?】
「レースウィークでのアプローチの仕方と、仕上げてゆく際の自信ですね。今は自分のパッケージから、もっとポテンシャルを引き出せるって分かったんで。
おかげで作業も楽になるでしょう…何かを模索する必要はないわけだから。金曜セッション後、どんな風になってるか…ですね。」
【今後は総合2位を目指してゆく…?】
「自分に可能な最高リザルトを目指します…総合2位は最大の目標なんで頑張りますよ。
今シーズン、アレックス(マルケス、現在総合2位)が良い仕事をしてたけど、前回ははちょっと苦戦してたじゃないですか…とは言え、濃い戦いになるでしょうけどね。
今、66ポイント差ですからねぇ…とにかく、全力で頑張ります。」
【ちなみに、日本GP決勝でマシンから白煙が上がっていた件については…?】
「エンジニア陣から説明してもらったんですが…どうも、僕がきちんと理解できていないようで…(冗)。
原因は小さなフィルターが、きちんと機能していなかったからじゃないか…ってことでした。ただ、安全面に問題はなく、エンジンにも被害はありませんでした。
まぁ、レース映像を見返した時はギョッとしましたけどね…でも、さいわい、ペナルティなしで完走できたんで。」
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)