ペルナット『ホンダは良くやったが、これでマルケスの言いなりだ！』

『ペルナット：ホンダは良くやったが、これでマルケスの言いなりだ！』

★2月20日、マルク・マルケスがホンダHRCと2024年シーズンまで契約したことが公表された。

★マルケス選手がホンダと契約更改するのは当然としても、2年契約が主流である昨今、4年と言う長期契約が驚かれている。

★カルロ・ペルナット氏（伊モトGP業界ご意見番、個人マネージャーとしてカピロッシ、シモンチェッリ、イアンノーネ選手らを担当）が、同契約について次のように話した。

「（4年契約に）私はそれほど驚いてませんよ。マルクはミック・ドゥーハンを追随しているわけで、1メーカーでがっちりやっていくことにしたのでしょ。
大成功ってとこなんじゃないの。特に、ホンダにとっては囲い込み大作戦だったわけだ。かつてのシュワンツとスズキを彷彿させますよね。」

【長期契約には落とし穴もあるの？】
「なんだって両刃の剣ですからね。特定のライダーと長期契約を結ぶとね、結局、言いなりになってしまうものだから。
ホンダはマルケスに左右されているわけで、契約もまた然り。ただ、マルケスにしてみたら当然のことでしょ。」

【マネージャーとして、貴方ならどうしていたと思う？】
「私のこれまでのキャリアでは3年契約が最大でしたからね。あまりにも長期に渡ると、けっこう色々なことが変わってしまうものだから。
関係にひびが入る可能性だってあるし、不測の事態だってあり得るだろうし。」

【ホンダのことを批判している？】
「いやいや…マルケスを確保するなんて、『良くやった』どころか『でかしたぞ！』って言ってもいいぐらいでしょ。
おかげで、毎年、タイトル争いができるんだから。」

【マルケス選手の方は？】
「揺るぎない関係を築き上げたんじゃないんですか。チームメイトは弟だし、おそらく契約金だって充分だろうし。
唯一、引っかかるのは…まぁ、本人にとってはどうでもいいことだろうけど、結局、1メーカーのみでの勝利ってことになるわけでしょう。
ヴァレンティーノ・ロッシとは同じにならないわけだ…マルケスが真似ようとしてきたロッシとはね。」

【ヤマハもヴィニャーレス＆クアルタラローと契約し、スズキもリンス＆ミールと契約間近…ドゥカティはどうなりそう？】
「ドゥカティでは何かが変わると思ってたんだが…どうも将来に関しては上手く立ち回れなかったようでねぇ。
それか、このままドヴィツィオーゾでやって行こうと思っているのか…それとも、ミールやバニャイアに期待しているのか…ただ、それほど選択肢はなさそうなんですよねぇ。
しつこいようだが、ヴィニャーレスを取り逃がしたってのが大きかったんですよ。さっさと交渉を終わらせるべきだったのに…結局、日本のヤマハ幹部らが奮起してしまったもんだから。」

【来年は大きな変化があるわけだが、今年は特に何もなく…】
「こう言う風になったのはヤマハの功績でもあり、ドゥカティの落ち度でもあり。
各メーカーに成績をつけるとしたら、ヤマハとホンダは10点満点で…ドゥカティはぎりぎり及第点ってとこですかねぇ。でも、かなりおまけしてね。」

Pernat: "Brava Honda, ma adesso sei schiava di Marc Marquez": "A Marc non importerà, ma così vincerà solo con una moto a differenza di quanto fatto da Rossi. Ducati? Mi aspettavo di più da loro" https://t.co/mX05EW9SVy pic.twitter.com/jLiewypG1e

— gpone.com (@gponedotcom) February 20, 2020

（参照サイト google 翻訳：『Gpone』）

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