ヤマハ『ロレンソのことは、まだ決めていない』鷲見崇宏

『スミ：ロレンソのことは、まだ決めていない』

★ホルヘ・ロレンソは今年、ヤマハのモトGPテストライダーを務めているが、2021年についての去就は未定である。

★新型コロナウイルスの影響で、2月のセパンテスト以降、ロレンソテストライダーは走行の機会がなかった。

★10月初旬のポルティオマオテスト後、8ヶ月ぶりにモトＧＰ走行したロレンソテストライダーのタイムが芳しくなかったことから、ヴァレンティーノ・ロッシが「2輪トレーニングをもっとすべき」と苦言を呈していた。

★ヤマハのタカヒロ・スミ氏（鷲見崇宏、プロジェクトリーダー）が、次のように話した。

「昨年はＦＰ/予選ではかなり強い走りができていたが、レースはそうでもなかったので、今年、その点に関しては改善できましたね。」

【トップスピードについて、いまだライバル陣とのギャップは大きいものの、以前よりは改善され…】
「ヤマハ3選手がそれぞれ優勝しているし、ヴァレンティーノ（ロッシ）も自身の感触を伸ばし、速くなってましたからね。
ヤマハ全体で勝利を目指し努力してます。正しい方向に進んでいると信じてはいますが、まだまだ作業は山積みです。
（開発が凍結されている）エンジンは重要なエレメントではあるが、来年に向けてスピードを上げられるような方法は他にもありますから。」

【来年もホルヘ・ロレンソがテストライダーを務めるの？】
「今年の本来の計画では、ヨーロッパで複数回のテストを行うことだったのですが、こうした現状により移動が困難となり、中止せざるを得ませんでした。
ホルヘがテストすることでプラス面があるはずだったのに、結局、セパンテストしかできず…残念です。
来年に向け、ヨーロッパでテストができるよう何とかしたいと思っており、これからもそうした方向性で行きたいと思ってます。
テストライダーやスタッフ陣に関しては、まだ決めていません。現在、検討しているところです。」

（参照サイト：『Corse di moto』）
（Photo：Instagram）

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