『ミール:初優勝したけど勝利への渇望感は失せてない』
★11月8日(日)、ヨーロッパGP決勝戦でジョアン・ミール(スズキファクトリー)が初優勝を決めた。
★現在、総合順位は以下のとおり。
首位ミール(162ポイント、スズキ)
2位クアルタラロー(125ポイント、ヤマハ)
3位リンス(125ポイント、スズキ)
4位ヴィニャーレス(121ポイント、ヤマハ)
5位モルビデッリ(117ポイント、ヤマハ)
★ミール選手のコメント。
「優勝したからって、違う人間になったって感じはないです。もちろん、本当に嬉しいけれど、でも、だからって勝利への渇望感が失せたわけじゃないです。」
【スズキが1&2位を独占していたが…】
「これ以上のことは望めませんよね。スズキにとっても、総合順位的にも良かったです。
今シーズン一番の週末だったと言えるでしょうね。僕はどんなコンディションでも高い戦闘力で行けました。金曜日はちょっと苦戦してしまったけど、でも、チームが良い仕事をしてくれて、今日のマシンは完璧でした。ウォームアップの時、今日は勝てそうなんじゃないかって思ってました。」
【念願の初優勝で…】
「もう時間の問題だってことは分かってたんで。オーストリアでレッドフラッグが出なければ、取れてたかもしれないんだし。とにかく、チャンスがあった時はフル活用してましたから。
簡単ではないですよ。速さとリスクの間で上手く折り合いを見つけていかなければなりませんからね。」
【あと2戦残っていて…後続のクアルタラロー&リンス選手とは37ポイント差だが…】
「こうなると、とにかく賢くやらないと…けっこう引き離せてるけど、また決まったわけではないんだから。上手くコントロールしていくようにしてね。今回のレースなんか鍵になってくれたかもしれません。
マシンは好調だし、ベストなポジションにいるわけだから、もし来週、優勝できそうなチャンスがあるようなら頑張りますよ…なくてもベストは尽くします。」
【今日はチームオーダーは出ていなかったわけでしょ…】
「アレックスは好ペースだったし、僕は第2コーナー立ち上がりの加速でけっこうタイムロスしてたんですが、別の地点で挽回できてたんですよ。フロントにソフトを選ばなかったのが鍵になりましたね。誰かの後ろを走ってる時は、ミディアムの方がオーバーヒートしにくいから。
とにかく、ペース的にはアレックスより0.2〜0.3秒上だってことは分かってたんで、抜いてからはそれをフル活用してました。
ラスト2周はとにかく転倒しないこと、それからブレーキもソフトに扱うようにしてました。思いのほか、長持ちしてくれましたね。」
Joan Mir: "La vittoria non mi ha cambiato, sono ancora affamato": "È arrivata nel momento perfetto, non potevo chiedere di più. Ora io e Rins dovremo essere intelligenti, per il titolo non è ancora fatta" https://t.co/JY9hTN6BH0 pic.twitter.com/SA99vWITJb
— gpone.com (@gponedotcom) November 8, 2020
(参照サイト:『Gpone』)
ミール選手が「何が起きるか分からないから総合首位を固持しなければ…」と言ってた話は、note『テルエルGPまとめ』でどうぞ!
スズキがワンツーとか、いやあ、、、時代は変わっているんだなと感じますねえ
この体制でワンツーとれるのなら、やはりサテライトはいらないってことになりそうですね
イアンノーネ放出して若手の青田買いしているときには批判的だった人(自分を含め)も、もはや慧眼に恐れ入ると掌返すしかないでしょう
ともあれ、常にコンスタントでありつづけたライダーとチームに称賛しかない
今年のチャンピオンシップはこれで決まりかなと
混戦続きの今年も、振り返ればスズキの一強だったと思えるのかもしれませんね
ステディ・ジョアンだ
途中で24週目までのラップタイムが出てましたが、
最初の2周以外は1分32秒、±0.3秒で非常に安定してましたね。
38年ぶりのワンツーですか。私まだ小学生で見てないや。
これで、未勝利だ、と、タイトルにケチを付けられずに済むね。
ミルは落ち着いていて立派。走りに派手さもあって良い。
派手なのに、タイムはコンスタントで正確。マシンの特性もあるが、抜くのも巧い。
コロナ禍の特殊性、マルケス不在もあるが、タイトルにふさわしい。
来期、スズキは正念場。バランスの良い今年のマシンをどう進化させるか。
ミルの安定したラップは、
転倒の気配すら感じなかった。
素晴らしい!
パフォーマンス、若さ溢れながらも紳士的な発言も出来る、そしてメンタル今年のチャンピオンに相応しいと言えますね。後2戦…このまま行くか。リンスとファビオに奇跡は起こるか楽しみです
>誰かの後ろを走ってる時は、ミディアムの方がオーバーヒートしにくいから。
デビューイヤーから後ろについたときのタイヤの熱管理の重要性ずっとコメントしてましたよね、ミル
そういうところがすごく好きです
去年はどうしてもルーキーとしてはファビオ
戦績といえばマルケスに圧倒され、チームメイトのリンスはそのマルケスを差して勝利してたうえに
肺挫傷までしてしまったのでファンとして悲しかったのですが本当に嬉しい
>オーストリアでレッドフラッグが出なければ、取れてたかもしれないんだし。
これは本当に、そうだね
当時より予選が素晴らしいと思うけど単にトラックの違いだろうか?
リスタートでソフトタイヤ無くなったのがオーストリアの敗因とも言えるし
スズキが勝つと、なんでこんなに晴れ晴れとした気持ちになるんだろう? 来年のミル&リンスとマルケス兄&ポリーチョのガチ対決が今から楽しみです。あ、もちろん中上さんもね。
とりあえず次だね
誰も予想もしなかった GP王者に手が掛かった
すんなり決めれるか?それとも最終戦までもつれるか?
ミルが王者になったらストーナーにきつい一言で仕返して欲しいな(笑)
レーサーたる者は常に向上心(勝利へ執着心)が必要なのは当たり前ですが、上昇カーブを描き続ける者と下降線と辿る者の差、ってヤツですかね。
当たり前の事なんでしょうけど、実に説得力があると言うか・・・、ランキング上位のハズの若干三名程の方達は見習わないと!
余談ですけど、約38年前はなんと「ワン・ツー・スリー フィニッシュ」だったんですね。
今は懐かしき時代です^^