『ラバト:モトGPでは実力を披露するチャンスがなかった』
★ティト・ラバトは2020年末にモトGPから撤退し、2021年は『Barni Racing』チームよりドゥカティ機でSBK参戦する。
★1月20日より始まったSBKヘレステストは初日が雨となり、ピットボックス待機中、ラバト選手が次のように話した。
「今日がSBKライダーとしての第一日目なんですが、雨のせいでねぇ…。まぁ、明日はなんとかなるでしょう。
僕にとっては完全に新しいメソッドって感じで…でも、初コンタクトの印象としては、SBKパドックと言うのは家庭的な感じで、しかもレースへの情熱に溢れてますね。
嬉しいですよ。笑顔になってくるし。特に、新しいチャレンジに向けてモチベーションが上がってますよ。」
【ちょっとドキドキもしてる?】
「このとおり、落ち着いてますよ。冬期間中はけっこう頑張ってきたし、好結果を目指すべく、ここにこうしているのだから。
うちのポテンシャルについては、明日以降、確かめていきましょう…あと、その後のシーズン中もずっとね。」
【モトGPからSBKに移籍し…今度はどうなりそう?】
「正直なところ、分かりません。この2年間、僕はモトGPで実力を披露するチャンスがなかったわけで。あのリザルトが僕の真の実力ではないから。
僕は若い方だし、まだレースを続けていくべきだと思ってます。そして、なおかつ、自分に何が出来るのかを証明すべきでしょ。」
【最近、モトGPから移籍したライダーと言えば、アルヴァロ・バウティスタで…ドゥカティ機で11連勝していたが…】
「僕はバウティスタではなく、ティト・ラバトなんで…SBKで何ができるかは、まだ分かりませんね。ただ、もちろん、僕の方では全力を尽くして良いレースにし、優勝を目指していくつもりです。モトGPでは、そう言う具合にはならなかったから。(モトGPでは)前に出て、上位陣と戦えるようなマテリアルは使えなかったけど、こっちでは使えますからね。」
【ドゥカティV4機をモトGPの市販機版とする声が多いが、これまでの経験が役に立ちそう?】
「明日になれば、そう言ったことも分かってくるでしょう。チーフメカニックによれば、このマシンは250cc機とモトGP機の中間ぐらいのスタイルで走れば良いってことなんで。
僕はソフトなスタイルだと思うんで、その点からすると、上手くいってくれればと思っています。」
【モトGPで懐かしく思うこと等はある?】
「人生の通過点として、モトGPは良いもんでしたよ。夢を実現するチャンスを手に入れられたし…まぁ、モト2でタイトルを取り、最高峰クラスに昇格できたわけですからね。
あいにく、この数年はモトGP参戦がかなりストレスになってしまって…居心地の良い場所にいるようには感じられなかったんで。僕としては前に出て、上位陣と戦うことをずっと目標にしてたんです。
SBKは、そう言うことができる然るべき場所だと思っています。」
【ジョアン・ミールと大変親しいようだが…今年、ミール選手はタイトル防衛ができると思う?】
「できますよ!僕はジョアンのことを、滅多にいないもの凄いライダーだと思ってますから。メンタル的には常にベストな状態で、落ち込むことってないようなんですよ。
明るい未来が開けてると思いますよ。」
【ラバト選手の後任となったルーカ・マリーニ(ロッシ異父弟)については?】
「僕はSBKの方に集中しているんで。新たな道が始まろうとしているわけだから、ベストを尽くさないと。」
Rabat: “In MotoGP non ho avuto l’opportunità di mostrare il mio valore”: L’INTERVISTA – “Le ultime stagioni sono state frustranti, non avevo il materiale per lottare con i migliori ma in SBK lo avrò. Per guidare la Ducati V4 serve uno stile tra 250 e… https://t.co/I8RvKLr8mK pic.twitter.com/kPbrltDOBI
— gpone.com (@gponedotcom) January 21, 2021
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
モトGPでの重要人物トップ10は、note『モトGP:権力&資金力ランキング他』でどうぞ!
レイのファンではあっても、こうやって次々と刺客が送り込まれてレイとの死闘が見られると、途中でチャンネルを変えてしまう事も少なくなって喜ばしいと思うのだけれども。
モト2時代は中上より速かっただけに、SBKでもレース後半で、地味にじわじわ追い上げるレースをして欲しい。