『マルケス:ウェットなら表彰台も可能』
★5月15日(土)、フランスGPでマルク・マルケス(ホンダファクトリー)が、FP総合8位で予選2へ直行し、グリッド6位を獲得した。
★マルケス選手のコメント。
【ドライはまだ苦戦しているようだが、ウェットは好調なのでは…】
「昨日はこんなに調子良くなかったのですが…特にドライではね。でも、今日は一歩前進しました。ウェットなら、かつてのマルク・マルケスに近づけてたでしょ。あと、スリックタイヤでも良くなってきたし。
FP4は上手くいってたし、ポルティマオやヘレスの時より予選は良かったですね。ただ、トラックコンディションが完璧ではないと言うことも、考慮に入れておかなければならないけど。限界ギリギリのプッシュをすると、大変なことになるんですよ。」
【100%の状態になるには、あとどのぐらいかかりそう?】
「なんとも言えませんね。どう言う動きをするかによるでしょう。ジムでなら80%は動けてるけど、それ以外だと50%ぐらいだし。2年前に右肩の手術もしていて、そこが100%が状態じゃないから。神経がやられちゃってる箇所があるんで。
トラック内では調子の良い箇所もあれば、時々、限界ギリギリになってしまうこともあって…左折コーナーで無理をしすぎてしまいがちなんですよ。右折のバンクでロスした分を挽回しようとするもんだから。」
【かつては今日のようなコンディションなら、100%走りやすそうにしていたものだが…】
「確かに僕の強みの1つは、アスファルトコンディションに上手く適応していけることだったから。でも、今日はスリックを履いた時はアスファルトが濡れている箇所で、以前のような信頼感が感じられなかったんです。すべてを上手くコントロールできているって感じがしなくって。
いずれにせよ、予選2では早々にチェッカーフラッグを受けてしまった割には2列目を確保できたし、期待以上の出来でしたね。」
【どんなコンディションになって欲しい?】
「なんとも言えませんね。ウェットの方が確かに良い感じで、僕がマシンを操縦してるって感じで、ドライの時のようにマシンに乗せられているって感じはしませんが。
ただ、スリックタイヤで走る方が、回復を加速できるでしょうね。」
【FP3では首位になっていたが…】
「あまり大きな意味はないです。特殊なコンディションだったし。ただ、いつだって良いもんですけどね。」
【かつて、マルケス選手と言えば、フラッグ・トゥ・フラッグでは大活躍だったが…】
「今は理想的なコンディションとは言えないんで…変わった動きの時は、マシンを100%コントロールすることが出来ないんで。
もちろん、もしフラッグ・トゥ・フラッグになったら、合わせていくよう頑張るけれど、できれば、ずっとドライかずっとウェットの方が良いですね。」
【表彰台は可能?】
「ドライなら95%無理だけど、ウェットならば可能性はあります。」
(参照サイト:『Moto.it』)
ミールが「マルク・マルケスも僕らと同じ、生身の人間だった…」って言った話は、note『2021スペインGPまとめ』でどうぞ!