『ミール:死亡事故が起きて集中できないなら、トラックに出ない方が良い』
★5月30日(日)、イタリアGP決勝戦でジョアン・ミール(スズキファクトリー)が3位だった。現在、総合5位(65ポイント)に就いている。
★ミール選手のコメント。
「今日はトラックに出るのがキツかったです…楽は一日ではなかったですね。まぁ、僕だけではなく、皆、そうだったとは思いますが。
あと、ムジェッロと言えば、いつもは黄色い煙が立ち込めてるのに、今年はスタンド席が空っぽで…それで雰囲気が変わってしまったって言うのもありますね。
僕ら選手は、こう言う事故が起きると、かなり感情移入してしまうんですよ…普段、これは危険なスポーツなんだってことは忘れてるんですけどね。でも、こう言う事故が起きると、ライダー同士でもっと配慮し合わなければならないって気持ちになって…そして、その一方で、自分自身のことやレースのことも考えなければならないわけだし…。
もし集中しきれない状態ならば、トラックに出ない方がいいでしょうね。」
【グリッド9位スタートから追い上げ、みごと表彰台を獲得していたが…】
「集中してたんで。レースでは全力を尽くしたし、好リズムを刻むことができました。オリヴェイラを抜こうと頑張ったけど、あいにく、直線コースで大きく引き離され…しかもコーナーでも強い走りをしていたもんだから。
でも、とにかく、うちのチームには感謝しています。最高の作業をしてもらったんで。あとはもう少しスピードが出てくれると良いんですよね。
でも、こうして表彰台に上がれたわけだし、これからはうちのマシンに有利なトラックで好結果が出せるよう頑張っていきます。と言うわけで、ここまで僕らがやってきた作業についてはけっこう満足してますよ。」
【ミール&オリヴェイラ選手はグリーンゾーンに乗ってしまっていたが、最近、コース外走行のペナルティは厳しすぎると思う?】
「僕は集中しきっていたんで、正直なところ、乗ったことに気づかなかったんですよ。レース中は、ついやってしまいがちなミスだから…まぁ、ストレスですよ。この件に関し、ライダーは口を挟めないのだし。
トラックに、きちんと制限を設けるべきだと思うんですよね。そうじゃないと、走行ラインがどんどん伸びていって、潜在的に危険でしょ。あと、ペナルティを科せられ、くだらない形でポイントを失ってしまリスクもあるわけだから、とにかく、ケース・バイ・ケースで判断していくべきでしょうね。」
Joan Mir: "se non si è concentrati, meglio non rimettersi il casco": "Difficile battere Ducati e KTM. L'uscita sul verde? Credo che sia giusto che vengano posti dei limiti al tracciato altrimenti le traiettorie finirebbero per essere sempre più larghe e… https://t.co/YEBctSj9t1 pic.twitter.com/uKYcS8evOB
— gpone.com (@gponedotcom) May 30, 2021
(参照サイト:『Gpone』)
フランスGP決勝戦を左右した5つの鍵については、note『2021フランスGPまとめ』でどうぞ!
ミルの言う事は分かる。
自分レベルで恐縮ですが、ペースダウン後に二次旋回が弱かったかゼブラで止まらず・結果、大転倒した。
集中力を欠くもんじゃないです。
ドルナは均一化を図る。混戦は独走よりはイイと言うものの、モト3は一発触発すぎてもはやヤバい。
転んだら目に見えている。
最終ラップに入る時にトップでもスリップの理屈上集団のシンガリまで引っ張られる。
それも踏まえての組み立てと言えばそうなんですが
最後への温存もあるか・・・
じゃ、タイムアタック!?レースじゃないよな・・。
深刻な事故への対処は装具の進化しかないのかと至ってしまう。