『マルケス:新マテリアルが上手く機能すると、やる気が出てくる!』
★6月27日、オランダGP決勝戦でマルク・マルケス(ホンダファクトリー)が、グリッド20位から7位でゴールした。ホンダ勢トップ。
★マルケス選手はオランダGP中、2回転倒した(金曜FP2、土曜予選1)。
★マルケス選手のコメント。
「2回転倒してしまうと、楽な週末にはなりませんけどね。チームやエンジニア全員に感謝しています。
金曜日はムカついてましたね。ただ、次の日には電制システムのパラメータをいくつか変えてくれて…物凄い作業をしてくれてました。おかげで、速攻で信頼感を取り戻せたんです。」
【身体の方は?】
「最初にかなりのエネルギーを使って…でも、終盤のパフォーマンスには自分でも驚きました。調子が良くって。こんな大変なトラックを…右折コーナーの多いトラックを、こんな風に走れるなんて予想もしてませんでした。表彰台に上がれそうなポテンシャルだったんでね!」
【マシンの方は?】
「日本のホンダサイドや電気系スタッフ陣と電話連絡を取ってたんですが、新アスファルトでグリップが高いトラック用のソリューションを上手く見つけてもらいました。おかげで、ユーズドタイヤの感触がグッと良くなって、レース後半ではコーナー立ち上がりがかなり良くなってました。こうした変更のおかげですね。」
【夏季休暇については?】
「今は心身共に限界ギリギリって状態なんで…どちらかって言うと、精神面の方がキツいですかねぇ。とにかく、休養が必要です。この2年間、手術だなんだで、まともにバカンスを取ってないんですよ。
2週間ほど完全休暇にして、友人らと過ごしたり好きなことをやるつもりです。その後、またいつもの生活に戻しますけどね。できるだけ、もっとオートバイ・トレーニングをしたいんですよ。」
【ホンダ機の調子が良いようで…】
「今回、初めて異なるマテリアルが投入されたんですよ。新フレームが良いんですよねぇ。おかげで僕らのモチベーションも上がったし、エンジニア陣の方もそうみたいです。
用意された新マテリアルが全然機能してくれないと、なかなかやる気も出てこないものだから。なにかしら探り当てたんで、今後に向けて大切に扱っていかないと!」
【ところで、各選手の去就についてはどう思う?】
「公式発表がない限り、僕はノーコメントです!」
MOTOGP – La 20^ posizione in griglia #MotoGP ha penalizzato Marc #Marquez, che lascia però Assen molto soddisfatto: "C'era il potenziale per finire sul podio."@MotoGP @HRC_MotoGP #DutchGP #Corsedimoto https://t.co/lDcaPmVwaJ
— corsedimoto (@corsedimoto) June 27, 2021
(参照サイト:『Corse di moto』)
ホンダ機は改善されたのか?って話は、note『2021ドイツGPまとめ』でどうぞ!
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>「日本のホンダサイドや電気系スタッフ陣と電話連絡を取ってたんですが、新アスファルトでグリップが高いトラック用のソリューションを上手く見つけてもらいました。おかげで、ユーズドタイヤの感触がグッと良くなって、レース後半ではコーナー立ち上がりがかなり良くなってました。こうした変更のおかげですね。」
そんなあっさり良くなるの!?
つい数グランプリ前にホンダ機はコーナー立ち上がりで他メーカーよりも遥かにタイムロスしてるってかなり深刻に話してたから
てっきりマルクの嫌いなホールショットデバイス関係かと思ってたけど
あれはどっちかというと立ち上がりじゃなくコーナー全体の旋回速度のほうだからかな
感触イマイチだった例のフレームをすっ飛ばして2021年新フレームの感触良くなったならファクトリーライダーの戦い方としてはこれが正解なのかもね
それが2019年ベースなのか2020年の改良なのかは分からないけど…
見た目が限りなくヤマハ機のパクリっぽい新しいウィングレットも効いてるのかな
ブラドルの仕事がイマイチなの?
それだけ違いを感じ取り応用できる能力を持つライダーなのでしょうね。
右折コーナーの多いトラックも問題なく走れるようになったと聞くと、休暇明けのレースに期待してしまいます。
開発が上手く進んでまたMM#93無双状態に持ち込めるのか?
自身の加齢や怪我、速い若手の台頭、そしてマシン開発のアップダウンに因ってVR#46を超える難しさを2年前より大きく噛み締めているんだろうなぁ。
ウィングレットは2018年ごろに戻した感じですかね
>ウィングレットは2018年ごろに戻した感じですかね
宮城光氏がドイツGP予選時に「ずいぶんとライバルメーカーに似てるなって印象が強いですね」って言ってましたね
WSBKもエンジンと言うよりフレームの問題みたいですし、ホンダ特有の問題なんですかねぇ。
>ブラドルの仕事がイマイチなの?
どうなんだろう…マルケスはブラドル評価してるけど
逆にセッティング出てないマシンでもレギュラーライダーよりタイム出せちゃうストーナーなんか
テストライダー能力としてだけ見ると多分最低だったと思うし
ダニは高く評価されてるけど
逆にKTMファクトリーライダー二人の開発手腕みたいなのはKTM側から全然出てこないでダニを称える声明が多い
(これはホンダを煽ってる面も大きい気がするが)
ヤマハはロレンソもクラッチローも全然使ってないしテストライダーの使い方としては一番何をしたいのか分からないけど
ヴィニャ側の意見を聞くとかなりファビオが開発に関与して今好調だし
(ファビオはロッシの開発関与にかなり否定的ニュアンスだったのが印象に残ってる)
ドゥカティはロレンソのタンクカバーみたいにファクトリーライダーの要望を採用するのすごい遅れてたけど
空力をポンポン新しいの入れてきたりホールショットデバイスだのマスダンパーだのの開発自体は盛んなんだろうし
メーカーによってテストライダーやファクトリーライダーに求めるものがぜんぜん違うんだろうね
飛び抜けて速いライダーがいるメーカー(ヤマハとホンダ)はファクトリーライダー中心で
そうじゃないメーカーはテストライダー(メーカー)中心で誰が乗っても速いマシン作りたいみたいな
あとはヨーロッパメーカーと日本メーカーじゃ流儀が違うとも原田さん言ってた
マシンづくりとしては多分後者のが強いんだけど
そうすると今度はそのマシンでチームメイト同士のポイントの分け合いになるんだよね…