MotoGP

『クアルタラローになくドヴィにはある短所とは?』ラモン・フォルカーダ

『フォルカーダ:クアルタラローになくドヴィにはある短所とは?』

★ラモン・フォルカーダ(ヤマハ所属)はモトGPパドック内でも優秀なチーフメカニックであり、ヤマハ時代のホルヘ・ロレンソを担当してタイトルを3回獲得し、その後はマーヴェリック・ヴィニャーレスに付いたものの同選手の意向により交代させられた。
その後、ヤマハ・プライベートチームでフランコ・モルビデッリを担当していたが、同選手がファクトリー昇格したため、今年9月よりアンドレア・ドヴィツィオーゾに付いている。

★最近、フォルカーダ氏が次のように話した。

【今年のヤマハは、ファビオ・クアルタラローがタイトルを取っていたが…】
「実に賢くシーズンを送ってましたね…全レースとも、最後まで上手くコントロールして完走してましたよ。現在のモトGPにおいては重要なことだから。
例えば、2020年シーズンで、もっともコンスタントだったのはジョアン・ミールでしょ。早々に、タイトル獲得と言う…為すべきことを定め、遂行していましたよね。」

【クアルタラロー選手の強みはどこなの?】
「(ヤマハ以外のモトGP機に乗ったことがないため)変な癖がないから、ライディングスタイルを速攻で(ヤマハ機に)ベストなものにしていけたんですよ。」

【では、ドヴィツィオーゾ選手の方は…?】
「別なマシンで付いた癖を色々と抱えてますね。ただ、ドヴィツィオーゾはファビオ同様、実に強いライダーだから…どう乗ればヤマハ機が上手く動くのか、しっかり理解していけるでしょう。」

★11月中旬のヘレステスト直後、ドヴィツィオーゾ選手が次のように話していた。

「僕とクアルタラローは、置かれている状況が違うから。彼の方がポテンシャルを楽に活用できてるんですよ。
僕はどう操縦すれば良いのかと言う点で、いまだに苦労していて…あと、彼はヤマハ機にしか乗ったことがないでしょ。ヤマハ機の特性に100%合わせてきてるんです。
僕は別のマシンからの乗り換えだから。

こう言うマシンの場合、ブレーキングではもっとアグレッシブに走れるのだけど、実はヤマハ機だと、僕がこれまで乗ってきたマシンよりもソフトな操縦をしなければならないんですよ。
その辺りが、違う点なんですよね。

中途半端な操縦をしているわりには、タイムは悪くないです…ベストではないけど。速さ的に迫っていけたなら、上手く合わせていけたと言うことになるでしょうね。」


(参照サイト:『Moto.it』)
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram

ヘレステストで苦戦していたヤマハは、職人仕事を辞めるべきって話は、note『2021ヘレステストまとめ』でどうぞ!

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