『ダニ・ペドロサの謎:2022 シェイクダウン』
★1月31〜2月2日、セパンサーキットでモトGPのシェイクダウンが行われ、各メーカーのテストライダーおよびルーキー選手が参加した。
(※コンセッション(優遇措置)を受けているアプリリアのみ、正規選手も参加した。)
★KTMテストライダーのダニ・ペドロサ(35才)は3日間参加したものの、トラスポンダーを搭載しなかったため、タイム順位リストに名前が一度も出なかった。
一方、ミカ・カリオテストライダー(39才)はマシン2台を使用し、それぞれにトラスポンダーを搭載していた。
★ホンダのステファン・ブラドル(テストライダー)がカリオテストライダーのタイムについて、次のように話した。
「3日間のテストでミカ・カリオのタイムが2つタイムリストに出ていたけれど、速い方のタイムは絶対にペドロサのですよ。
各セクターのタイムを把握するにはトラスポンダーを搭載する必要があるわけで…そうしなければ、僕らがやってるテスト走行なんて役に立たないんですから。
トラスポンダーなしで走るなんて無意味だから。」
★タイム順位リストにカリオテストライダーの名前は『Kalio 1』と『Kalio 2』の2つが表示され、初日の『Kalio 1』のタイムは3位(2分01秒250)で、『Kalio 2』は9位(2分02秒297)だった。
ちなみに、ペドロサテストライダーは2021年スティリアGPにワイルドカード参戦し、10位を獲得している。
(※当ブログでご紹介したリザルト&トピックスでは、カリオテストライダーの速い方のタイムしか記載してません。)
★フランチェスコ・グイドッティ氏(KTMチームマネージャー)のコメント。
【3日間のシェイクダウンで、ペドロサテストライダーのタイムが公開されていなかったが…】
「ダニは『オールドスタイル』のライダーでしてね…本人が、トラスポンダーを搭載したくないと言ってきたんですよ。
いずれにせよ、なかなか興味深いタイムで走ってたことは確かなんですけどね。」
【ちなみにKTM機は、カウルなしで中身が丸見えの写真が撮られていたが…(※下Tweet画像)】
「近くで見たら、うちのマシンがいかにシンプルかってことが分かるでしょう。」
【ホンダのブラドルテストライダーが、『Kalio』名のタイムの1つがペドロサテストライダーのものだったと主張しているが…】
「ダニは、ミカのマシンもトラスポンダーも使ってはいませんよ。」
L'ex tre volte vicecampione del mondo è accreditato del terzo tempo assoluto nei tre giorni di test Shakedown. Praticamente la prestazione del promettente Fernandez. Guidotti: "con i pezzi di… https://t.co/Owwasreroj #DaniPedrosa #ktmmikakallio #motogp #StefanBradl #transponder
— GPOne.com (@gponedotcom) February 3, 2022
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
KTMは謎のメーカーで、おそらくエンジン&電制システムを改良しているはずって話は、note『2021ヘレステストまとめ』でどうぞ!
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情報戦?
周りが気にしてる時点でKTMの術中かもね
フレームが奇麗だなぁ…
なんかいろいろフレームあってもこの割と原始的な奴でも大差ないのかな。それとも手法は原始的でもすごく計算されているのか。なんかだいぶ男前になったな。そして昔から思うけど首が長い。
心優しいペドロサのことだから、自分のタイムで新人2人が焦らないように配慮してるのかもね。
単にトラスを組んでいるのではなく、楕円パイプを使いメインチューブ(?)には大径のものを使うなど綿密な解析の上での使用ということが見受けられます。重量的にも有利でしょうね。