『リンス:フロントに問題が出たのでリスクを負わないことにした』
★3月6日、カタールGP決勝でアレックス・リンス(スズキファクトリー)が7位だった。
★チームメイトのジョアン・ミールも6位だった。
★スズキ両選手は金曜フリープラクティスで好調だったが、FP4辺りから調子が落ち始めていた。
★リンス選手のコメント。
「キツい1日でした。スタート直後、丁度いい場所に入り込むのがちょっと難しかったんですよ。グリッド10位スタートだったんですが、他の選手の中に混じってちょっとタイムロスしてしまって…。
その後、マルティンを抜いた時には、チームメイトのミールから1秒…1秒半ぐらいのギャップになってしまったんです。そのギャップを縮めようと頑張ったんですが、フロントタイヤが限界ギリギリの状態で…。
もう追いつくのは難しいなと悟った時、去年とは違う姿勢で走ることにして…更に強いプッシュをして転倒するリスクを負うよりは、チャンピオンシップのことを考えることにしたんです。
『OK、距離を保って、完走を目指すんだ』って思ってね。
期待していたようなリザルトではなかったけど、でも、これで良しとします。」
【その、フロントタイヤが限界ギリギリの状態になってしまった件については?】
「なぜフロントの信頼感が落ちてしまったのか分析してみないと…FPではそんなことはなかったんですから。
とりあえず、データを確認してみたところ、ブレーキング地点がいつもより5m手前になってたんですよ。」
【グリッド10位スタートも影響してしまった?】
「その点も解決しないとねぇ。その点に関しては、もう1つステップアップさせないと。あんな後方からスタートして、追い上げていくなんて容易じゃないから。
さいわい、今はエンジンが良いから直線コースで抜けますけどねぇ…以前は、そんなことできなかったんで。
うちのは良いマシンですよ。前方からスタートできたら、レースの半分はもうこなしたようなものなんですけどねぇ。」
(参照サイト:『Motosprint』)
(Photo:Instagram)
ヤマハよりスズキの方が優秀なのか?って話は、note『2022 セパン&マンダリカテストまとめ』でどうぞ!
>更に強いプッシュをして転倒するリスクを負うよりは、チャンピオンシップのことを考えることにしたんです。
嬉しいコメントだね
この調子でコツコツいってくれるといいなぁ
頑張ってコケてノーポイントより、岩にかじりついてでもポイントを稼ぐにシフトしてくれて嬉しい……
いつかチャンスが巡って優勝出来るから、クレバーに走って欲しい