『モルビデッリ:ロッシに相談するたび、力づけてもらっている』
★フランコ・モルビデッリ(27才、ヤマハファクトリー)が絶不調で、今シーズンここまでのリザルトは以下のとおりである。
11位/7位/リタイア/16位/13位/15位/15位/17位/13位/13位/リタイア、総合19位(25ポイント)。
★なお、チームメイトのファビオ・クアルタラローは、現在、総合首位(172ポイント)に就いている。
★モルビデッリ選手は、もともとのスムーズなライディングスタイルが災いし、ヤマハ機2022年版に必要なアグレッシブさを出せずにいる。
特に新ソフトタイヤのグリップを活用できないため予選で苦戦し、レースではグリッド後方スタートになってしまう。
なお、ヤマハとは2023年末まで契約している。
★昨年9月にファクトリー昇格した際、チーフメカニックのラモン・フォルカーダ氏を帯同できなかったことも大きく影響しているようだが、ただ、マッシモ・メレガッリ氏(チームマネージャー)によれば問題はマシンの方にあるとのことで、次のように話している。
「(人的要素は)大きな問題になってないと思いますよ。
(2020年版マシンと)同じ感触を掴むのが難しいことがあるんですよ。2022年版マシンは特性が違うんだってことは、本人に説明してるんですが…。
フランコが乗りやすくなるよう、こっちもなんとか頑張りますよ…うちのエンジニア陣は経験豊富でしょうからね。」
★モルビデッリ選手が7月8日付けの『Speedweek.com』のインタビューで、次のように話した。
「年季の入ったブラジル人として、いかに苦境を乗り越え、逆風の中、いかに前向きにいるべきか良く分かってますから。
厳しい状況だと言うことは…かなり厳しい状況だと言うことは、良く分かってます。とにかく、しっかりと取り組み、現状打破を目指して全てを分析していかないと。」
【例えば、ファビオ・クアルタラローのデータは役に立ちそう?】
「ファビオがやっていることを真似るのは大変なんですよ…コーナーリングでスピードを維持し、かなり遅めのブレーキをかけてますからね。コーナーを高速で走るからこそ、かなりタイムを挽回できてるんです。
ファビオはこのマシンの隅々までを最大限に活用し、このパッケージのポテンシャルをあらゆるエリアから全て引き出してるんですよ。」
【師匠であるヴァレンティーノ・ロッシには相談してみた?】
「話してます。その度に、力づけてもらってます。」
★なお、モルビデッリ選手の苦境は2021年シーズンから始まった。
まず、2020年に総合2位を獲得したにもかかわらず、2021年シーズンは最新ファクトリー機を提供されず、型落ち機(※2020年版)で参戦することとなる。
2021年シーズン前半に膝を負傷し、夏に手術を受ける(※現在、膝は完治している)。なお、同年9月にはマーヴェリック・ヴィニャーレス後任としてファクトリーに昇格する。
2022年、ヤマハ機2022年版はクアルタラロー選手にしか乗りこなせないようなマシンとなる。また、モルビデッリ選手のチーフメカニックには、モトGP未経験者のパトリック・プリマー氏が就く。
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
クアルタラローの速さの秘訣は…?って話は、note『2022 ドイツGPまとめ』でどうぞ!
遅くて乗りづらいとか致命的ですね
もはやライダーもマシンの構成のひとつとして考えるべきな気がする
どっちにイニシアチブがあるかとかはともかく、スムーズなライディングを活かすならそういうマシンにすべきだし、アグレッシブなマシンを活かすならそういうライダーにすべき
とはいえ、いまどき「スムーズなライディング」ってのがミシュランに振り回される気がするんだけどね
ヤマハ自ら辞めてでもロッシのいるVR46に
移籍した方がいい気がする。
口には出せないけど怪我の影響は否定できないのでは?と思う。
ファビオに言わせると20年型は19年型と比べ乗り心地悪くてダメダメだったんだよね
だから21年型は19年型っぽく戻したって話だった
そんで今季22年型はほぼ21年型そのままで怒ってたけど…
19≒21≒22という感じなはず
一方ファビオが乗り心地の悪いと言う20年型のがフランキーは好成績で
でもその好成績出した型落ち20年で挑んだ2021年は怪我で駄目
更に突然のファクトリー昇格で19年型の系譜のマシンへコンバートできない
怪我もマシンも全部逆風ですね