『グイドッティ:なぜKTMはミラー&ポル・エスパルガロを選んだのか?』
★KTMのフランチェスコ・グイドッティ氏(ファクトリーチーム・マネージャー)が、イタリアのジョヴァンニ・ザマーニ記者による12/9付けYouTubeインタビュー記事で次のように話した。
【2022年、KTMファクトリーはブラッド・ビンダーが2位を3回獲得し、チーム部門で総合2位になっていたが…】
「(2023年は)そこから再スタートを切らねばね…まぁ、たいした数字ではないだろうが、それでもモチベーションは上がるわけだから。
もっと具体的な数字の話をするならば、各レース結果から大量のヒントが得られてますしね。あらゆる面において、マシンに改善の余地がありますから。
まず第一は、予選をなんとかすることでしょう。現在は、他メーカーから移籍してきた選手陣のコメントを重視してるんですよ…以前からいる選手はKTM機しか知らないんで。」
【2023年はKTMにニューフェイスが大勢加わるが…ただ、ダニ・ペドロサがKTMテストライダーとDAZNのモトGP解説者を兼任するそうで…】
「その状態でもう1年進むってことで…現在、2023年にワイルドカードに2回参戦できるかどうかの話し合いをしてる最中なんですよ。
いくつかの点を見極め、開発チームの士気を上げるには重要ですからね。
どのGPが良いか、検討している最中です。レース後にテストがあるGPなんか、良いかもしれませんね。」
【2023年に向けては?】
「ヴァレンシアテストでは混合機も走らせて…新カウルに、ちょっと手を入れたフレームを合わせてね。ジオメトリックと固さが違うんですよ。
たった1日だとたいした物も試せないが、うちは現状に関し、けっこう楽観的にかまえてるんですよ。
うちのプロジェクトは育ち始めたばかりで、まだ6年しか経ってないのだから。組織的な面に関し、質的にも量的にも育てていかないとね。」
【ジャック・ミラー&ポル・エスパルガロ起用の理由は?】
「ここ数年、ミラーはタイトル獲得が可能だってところを見せれずにいるものの、速いことは証明してるじゃないですか。
チームの一員として動ける選手だし、どんなコンディションでも手を抜かずに全力疾走するタイプですからねぇ。うちとしては、そう言うのが重要なんですよ。
ミラーの方でも、ファクトリーチームでもう2年参戦できるって言うのを重視したようですよ。」
【ポル選手については?】
「一度はKTMから出ていったものの、関係が途切れることはなかったんですよ。
ポルも全力疾走タイプだし、ある種の開発を快く引き受けてくれますから…たとえ、レースウィークエンド中であってもね。」
[ 後半に続く ]
(参照サイト:『Moto.it』)
KTMは技術面において、ホンダHRCを手本としていたが、将来的には…って話は、note『2022 ヴァレンシアGPまとめ』でどうぞ!
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