『ロッシ:クアルタラローも、あのヤマハ機で戦うのは厳しかっただろう』
★ヴァレンティーノ・ロッシ(43才)は2002年にホンダファクトリーよりモトGP昇格し、その後、ヤマハやドゥカティを経て、2021年にヤマハプライベートチームから参戦し、同年末に引退した。
なお、最高峰クラスのタイトルを7回獲得した。
★2022年より4輪レースに参戦しており、来年は『BMW Mモータースポーツ』のファクトリー選手として、『GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ』に参戦する予定。
★モトGPではVR46チームのオーナーを務め、来年はルーカ・マリーニ&マルコ・ベッツェッキを2022年版ドゥカティ機で参戦させる。
★最近、ロッシ元選手が『MCN』のインタビューで次のように話した。
【引退して、大きく変わったことは?】
「一番大きいのは、時間があるってことですね。以前は年間20レースをこなし…あれはキツかったから。
今は旅行するのが楽しくって…ずっと行ってみたいと思ってた所を、あちこち見て回ってねぇ。
ちょっとNYに行ってみたかったんですよ。以前、2回ほど行ったことがあるけど、いつも仕事だったから1〜2日の滞在だったし。
今回は街中を色々と見て歩いてきたんですよ。」
【来年1月にはドバイの24時間レースに参戦する予定で…】
「アウディからBMWに移籍することになっていて…アウディとは15年の付き合いだったけど、合意に達しなかったんですよ。
だから、来シーズンはBMWのファクトーチームから出ることになってます。
選手権参戦はキツいし、レベルが高いんで、けっこう努力も必要だけど、でも、楽しいんですよ。マシンは素晴らしく、操縦しごたえがあってねぇ。」
【今年のモトGPは、愛弟子フランチェスコ・バニャイアが初タイトルを獲得し…】
「ペッコ(バニャイア)は超速だけど、控えめで…コンフォートゾーン(※ストレスや不安が無く、限りなく落ち着いた精神状態でいられる場所)が必要なタイプなんですよ。
ただ、マシンとのフィーリングがビシッと決まれば、超速でね。
きちんとした若者ですよ…きちんと躾けられたタイプで、きちんとした両親のもとで育てられたんだなって感じです。」
【今年はヤマハのファビオ・クアルタラローと戦って、タイトルを獲得したわけで…】
「ペッコもファビオも、最強選手ってことを証明してましたよね。あと、ホルヘ・マルティンも凄かったし…この3人は予選で、後追いなしの自力走行で高速タイムを出してたじゃないですか。」
【ヤマハ機については?】
「以前からバランスの取れた良いマシンなんだけど、ただ、エンジンパワーって点ではドゥカティ機との差が顕著になってしまってねぇ。
クアルタラローも、あれで戦うのは厳しかったでしょうね。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
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「後追いなしの自力走行で高速タイムを出してたじゃないですか。」
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