『フォルカーダ:ヤマハでドヴィツィオーゾは目をかけてもらってなかった』
★ラモン・フォルカーダ氏はモトGPパドックでも有数のベテランチーフメカニックであり、これまでカルロス・チェカやアレックス・バロス、ホルヘ・ロレンソ、マーヴェリック・ヴィニャーレス、フランコ・モルビデッリ、アンドレア・ドヴィツィオーゾらに就いてきた。
特にロレンソ元選手とはモトGPタイトル3回獲得(2010/2012/2015年)を果たしており、2020年にはモルビデッリ選手がプライベートチームながら総合2位になっている。
★2022年9月にドヴィツィオーゾ元選手がシーズン途中で引退した際、フォルカーダ氏もモトGPから撤退し、2023年はジュニアGP(旧スペイン選手権)で若手選手を担当する予定である。
★最近、フォルカーダ氏が、マヌエル・ペシーノ記者によるYouTubeインタビューで次のように話した。
【2023年に向け、モトGPチームからのオファーはなかったの?】
「開催スケジュールが決まった時点で、もう続ける気持ちがなかったんでね…興味が失せてしまって(※レース数が増えていたため)。
オファーはいくつか来てたが、どうでも良かったんですよ。もう、こっちの気持ちが終わってたんで。」
【最後のシーズンとなった2021年については?】
「あの年、選手5人に付いたわけだから、まぁ、ちょっとした記録だろうね。
ただ、そう言う状況で最悪なのは、各選手が1〜2レースのみで入れ替わっていくってことなんですよ。
良い面は、テストライダーが前面に出てこれるってことぐらいでしょ。ホンダはブラドルで、ヤマハはクラッチロー…あと、サヴァドーリやピッロもレース参戦していたしね。
ワイルドカードで何回か出られるだろうし、何かあったら代役参戦ってのもあるから。
ただ、そのせいでマシン開発が止まってしまい、結局、厄介な状況になってしまうんだけどね。」
【ドヴィツィオーゾ元選手は、結局、シーズン途中で引退してしまい…】
「ヤマハ内で、ドヴィは充分に目をかけてもらってなかったんですよ。マシンのフィーリングは一度も掴めなかったしね。
私に向かって、『リザルトを伸ばしていけない。現状に馴染めない』って言ってきてねぇ。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(参照サイト:『Mowmag.com』)
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