『カピロッシ:ホンダ・ヤマハ・スズキ・アプリリア・ドゥカティの中で一番好きなのは…』
★今年の2月21日、ローリス・カピロッシ(50才、1990/1991年125cc総合優勝、1998年250cc総合優勝。現在はレースディレクションメンバー)が次のように話した。
【現役時代は5メーカー機で参戦していたが(ホンダ、アプリリア、ドゥカティ、ヤマハ、スズキ)…どこが一番好きなの?】
「全メーカーとも良かったですね。ホンダで始めて長いこと参戦し、ヤマハではウェイン・レイニーのチームに入って最高峰クラスの初優勝を獲得し…
スズキで3シーズン参戦したし、好きでしたよ。まぁ、より身近に感じていると言えば、アプリリアとドゥカティなんですけどね。」
【スズキのモトGP撤退や、ケン・カワウチ(※河内健、元スズキ・テクニカルディクレター)のホンダ移籍についてはどう思う?】
「ケンは優秀だし、几帳面なタイプで…私は合いましたけどね。ただ、あそこのマシンを改善するには、少し時間がかかるんじゃないんですか。
スズキ撤退は世界選手権にとっても、誰にとっても大ショックなことでしたね…本当に残念ですよ。」
【スズキは撤退し、ヤマハはプライベートチームを失い、ホンダは大苦戦し…かつて最強だった日本メーカーは、どうしてしまったの?】
「確かに、日本メーカーにとっては厳しい時期ですよね。我々としてもスズキが継続できるよう、そして、ヤマハがプライベートチームを維持できるよう全力で頑張ったんですが…。
ただ、2023年に向けては、もうどうにもならなかったんですよ。
現在、ドゥカティから8選手が参戦していて…マシンが強いから選手やプライベートチームの間で人気が高いと言うのもあるし、そうしないと参戦台数が減ってしまうと言うのも理由の1つなんですよ。
まぁ、アプリリア機の戦闘力が上がり、4選手体制になったのはけっこうなことなんですけどね。
またホンダやヤマハがコンスタントに上位を走ってくれると良いんですけどねぇ…チャンピオンシップにとっても、ファンにとっても良いことなんだから。」
【かつては低排気量クラスのレースも人気があったが、現在は選手もモトGP昇格だけを目指しているようで…】
「色々と変わってきてますからねぇ。私が250ccクラスに参戦していた頃は、ビアッジやカダローラ、ロッシなんかが出ていて、イタリア国内では一番人気のあるクラスだったでしょ。
しかし、その後、色々と変わり…例えば、私はずっと最高峰クラス昇格を目指していたが、ファウスト・グレジーニなどは125ccで活躍していて昇格していく気はなかったんですからね。
今はモト2/モト3クラスと言うのは、モトGP昇格のための下積み期間のようになってるじゃないですか。」
[ 後半に続く ]
(参照サイト:『Sky』)
ホンダ&ヤマハ:ヘレステストまとめは、note『2023 スペインGPまとめ』でどうぞ!
下積みクラスにしたいから年齢制限で軽量級の名手を締め出したんでしょ。
個人的に、若手vs居座りおじさん という構図も好きだけど。
年齢制限設けた当所居座りオジサンは日本人のベテラン勢だらけでしたので、実質日本人排除に見えました。