『ロレンソ:マルケスは決して変わらない…常に殺気立っている』
★マルク・マルケス(30才)は2013年にホンダファクトリーからモトGP昇格し、同年から2019年までの7年間でタイトルを6回獲得した。
しかし、2020年ヘレス開幕戦の転倒事故で右腕を骨折し、欠場が長く続いたため、ホンダはマシン開発において迷走し、現在はマルケス選手さえも同機に不満を抱いている。
★2019年にマルケス選手とチームを組んでいたホルヘ・ロレンソ(35才)が、先日、『El Larguero』のインタビューで次のように話した。
【今年から導入された『スプリント(短縮レース)』はどう?】
「好きですねぇ…かなり良いと思ってます。ただ、レースディレクションは選手らの挙動に細心の注意を払うべきでしょうね…レギュレーション違反を見つけたら、きちんと処罰しないと。
でも、見ごたえがあるし、ポジティブなものだと思いますよ。まぁ、レースが増えたってことは、確実にリスクも倍増するんですけどね。スプリントは短縮レースだから、最終ラップでは5〜7選手で優勝や表彰台争いをすることになるでしょ。レースディレクションはこれまでよりも厳しくなって、選手の安全を守っていかないと。」
【トラック内におけるマルケス選手の振る舞いについて、どう思う?】
「マルクの場合、世間をアッと言わせるようなDNAを持って生まれてきてるんですよ…実際、ポルトガル開幕戦では想定外のPPを獲得してたでしょ。しかも、他の選手よりもマシンは劣ってるって言うのにね。
でも、このDNAは諸刃の剣みたいなもので…結局、それのせいで常に殺気立って走ってるんですよ。とにかく、常に勝ちたいんだから。
マシンの乗り心地が悪かろうが、苦手トラックだろうが、コンディションが悪からろうが関係ないんですよ。それが転倒につながってしまうんです。
一人で転倒するなら自分がケガするだけで済むけれど、他の選手を巻き込んでしまうと、レースディレクションが介入してくるでしょ。
人生ってのは、100%上手くいくわけじゃないんだから…マルクみたいに危険を顧みずにアグレッシブな選手がいて、何も起きないわけがないんですよ。」
【しかし、マルケス選手も大ケガを負い…今後は変わっていくのでは?】
「30才になって、いまさら考え方を100%変えるなんて無理でしょ…ただ、不要な部分を捨てていくことはできるかもね。
とにかく、引退するまで今の状態を続けていくか、ライディングスタイルを変え、もう少しリスクを負わないように走るか…選ばなければならないでしょ。
もちろん、今までみたいに勝てなくはなるだろうけど…でも、転倒が減ってポイントを稼げるようになるかもしれないし。
ホンダ機は過去最低の状態だって言うのに、そう言うマシンでさえも勝てるってところを証明しようとしてるんですからね。」
(参照サイト:『Gpone』)
マルケス選手のロングラップペナルティ2回は妥当な処分なのか?…って話は、note『2023 ポルトガルGPまとめ』でどうぞ!
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そうだよ、ロレンソの言う通り。
他を巻き込んで怪我を負わせるのは、原田哲也氏も言う通りトラック上の信頼関係が成り立たなくなる。
ここはきちんとクリアにしないといけないとと思う。