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『なぜロレンソはヤマハに戻らず、ホンダに移籍したのか?』アルベルト・バレーラ

『ヴァレーラ:なぜロレンソはヤマハに戻らず、ホンダに移籍したのか?』

★先日、ホルヘ・ロレンソの元マネージャーであるアルベルト・ヴァレーラ氏が、ジョヴァンニ・ザマーニ記者(『SKY』レポーター)とのライブ対談で次のように話した。

【ロレンソモト選手は2017年にヤマハからドゥカティに移籍したが…】
「ドゥカティに行かず、ヤマハ継続が一番シンプルだったでしょうね。もし継続してたら、もう1回タイトルを取れてたと思います。
ただ、2015年に3回目のタイトルを獲得したことで、『自分はチャンピオンライダーなのだから、新たなプロジェクトに挑みたい』と思ったんでしょうね。
ドゥカティ移籍のメリットの1つに、『リスクよりは、新たな歴史をつくるチャンスがある』と言うのもあったのだし。」

【なおかつ、ドゥカティ時代のヴァレンティーノ・ロッシの記録を凌駕できるチャンスでもある…】
「それはないですね。比較できないと言うことは分かってたんで。ロッシが居た頃のプロジェクトとは異なるし、そもそもマシンが全然違うんで。
単純に、ヤマハ以外のマシンでも勝てるんだと言うことを証明したかったんですよ。」

【ドゥカティ時代のロレンソ元選手は燃料タンクにこだわり、改善された途端に勝ち始めていたが…】
「ホルヘははっきりしてますからね…分かってるでしょ。乗り心地が良くなれば、アッと言う間に形勢が変わるんですよ!」

【もう少し早ければ、ドゥカティ継続の可能性もあったのでは…】
「そうですね…うちとしてはドゥカティ継続の姿勢だったんですが、ドゥカティ側にけっこう迷いがあって…気持ちは分かりますけどね。もうドゥカティ2年目だったから、4戦目ぐらいにはドゥカティ側がそう言う空気になってきてたんですよ。
それで、こちらとしても他の策を考えねばならず…ちょっと物事が早く進みすぎてしまったんですよね。ホンダとの(契約関連の)諸々が済んだ直後、ホルヘがムジェッロで優勝したわけだから。
あれが、せめて1週間早かったらねぇ…それか、うちがもう少し決断を遅らせていれば…多分、ドゥカティとホルヘは、少なくとも後2年は継続していたと思いますよ。」

【ホンダとの契約は、どんな風に決まったの?】
「当初はヤマハに戻ろうってことで…ヤマハ・ペトロナスに入りたいと思ってたんです。
ところが、ホルヘ本人が『なにか別なことい挑戦したい』と言い出して…『ヤマハ機では勝てたんだから、今度はホンダ機で試してみたい』と言うんですよ。
私としてはヤマハに戻る方が良いと思ったんですが、ホルヘがアルベルト(※プーチ。ホンダチーム・マネージャー)と話をしたところ、『可能性はある』と言われたんです。
それで、2019年にはホンダ移籍が叶ったと言うわけです。その後は、あの通りでね。ホルヘにとって超最悪な1年になってしまったわけでしょ…シーズン末には引退を決めたんだから。」

【現在もロレンソ元選手のマネージャーを続けているの?】
「いいえ、今は僕の友人が担当してます。ただ、もともと僕らは仲が良いんでね。
今、僕はペドロ・アコスタやホルヘ・マルティン、アレイシ・エスパルガロ、ホルヘ・ナヴァッロ(※スーパースポーツ世界選手権)を担当してます。」

(参照サイト:『Moto.it』)
(参照サイト:『Mowmag.com』)
(Photo:Twitter

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POSTED COMMENT

  1. 田中 より:

    ホンダ機は新たな挑戦、そのフレーズと対応できない現実とのギャップに絶えられない。

    そんな流れだよね。

  2. 3k より:

    ヤマハからドゥカティ 移籍した原因がロシアにあるわけだからヤマハに戻ってもバレンティーがいる限り 自分へのメリットはないと分かっているからでしょう

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