『ポンシャラル:スズキ撤退で空いた2シートは誰のものになるのか?』
★KTMがドルナ(※モトGP運営会社)に対し、2024年に向けてモトGPにさらに2選手参戦させたいと申し出たが却下された。
★先日、KTMプライベーター『GASGASテック3』を率いるエルヴェー・ポンシャラル氏(※チーム協会会長も兼任)が、『Motorsport-total.com』のインタビューで次のように話した。
【現在、モトGPには22選手が参戦しているが…】
「理想としては24選手参戦でしょうね…6メーカーが、それぞれファクトリーとプラベートチームを参戦させるんですよ。
基本的にはそれを維持していくことであり…理想としては、6つのファクトリーチームと6つのプライベートチームが参戦することでしょうね。」
【スズキ撤退により2シートが空いているが…どこのメーカーが参入してきそう?】
「可能性があるのはBMWとカワサキでしょう。ノウハウがあり、モトGP参戦が可能な体力もあるのはこの2メーカーだけだから。
トライアンフは自分達で『まだ無理だ』と言っているし、モト2参戦で満足しているようですからね。
あと、もしかしたらスズキが復帰したがっているのかもしれないが…なんとも言えませんね。」
【つまり、現在、空いている2シートをプライベートチームが獲得する可能性はないと言うこと?】
「あの2シートはファクトリーチーム参入のためにキープされてますからね。それをどこかのプライベーターに渡してしまったら、さらなるメーカー参入の可能性がなくなってしまうでしょ。
規則は一度破られると、どんどん訳がわからなくなってしまうものだから。
我々の方でも反対ですしね。そもそも1年参戦して、すぐに辞めるなんてことはできないでしょ。
プライベートチームと言うのは、なにを意味すると思います?
別に物を運ばせるためにいるわけじゃないんですよ。
プライベートチームと言うのは、ライセンスみたいなもので…つまり、そこから物事が始まっていくんです。
モトGPチーム1つ作るなんて容易なことではないのだから…たった1年参戦のために、誰もそんなことはしませんよ。
あまりにも大きな投資になってしまうでしょ。少なくとも5年間は参戦しないとねぇ。」
【現在、ドゥカティがファクトリーチーム1つ、プライベーター3つを参戦させている件については?】
「私は強制のない自由市場と言うものが好きでしてね…プライベートチームが自由に、好きなメーカーを選ぶことができるじゃないですか。誰の指図もなしにね。
グレジーニチームはアプリリアからのオファーもあったが、自分達でドゥカティを選んだわけでしょ。
あと、VR46はヤマハと組むべきだなんて声も上がっているが、まずはベッツェッキとマリーニに聞いてみれば良いんですよ…変えたいって言うと思いますか?」
(参照サイト:『Moto.it』)
KTMは、唯一、ドゥカティに迫っているメーカー…って話は、note『2023 ドイツGPまとめ』でどうぞ!
ライダーがメーカーを決めるようになったら、現状だとドカのワンメイクになるのでは?
インディペンデントのライダーで、ドゥカティ以外を希望するのは、中上くんだけでしょう?