『マルケス:なぜホンダ機がワーストだったのか?』
★9月1日、カタルーニャGPのモトGPクラスでマルク・マルケス(ホンダファクトリー)が、午前セッション(FP1)で21位、午後セッション(PR)で19位だった。
★午後セッション(PR)ではワースト6選手が、すべて日本メーカー陣だった。
★マルケス選手のコメント。
【ホンダ4選手が19〜22位(最下位)に並んでいるが…】
「つまり、努力しなければならないと言うことです。僕は自分のことだけ考えていきますよ。当然、大変な一日でした…ワースト4台がすべてホンダなんだから。
それはともかく、僕は自分の道を頑張って進み…上手く操縦しようと努めてました。
正直、僕的には調子は良い感じだったんですよ…このマシンで勝負に出られそうな…ところが、パフォーマンスが上がらず、1周タイムが上がらないんです。
こうなると難しくって…明日、何かを変えられるような状況ではないし。でも、前進していかないと…来年に向けての作業を続けていかないとね。
(9/10の)ミザノテストでは2024年版マシンに乗れる予定なんで、将来に向けて、モチベーションがさらにアップするでしょう。」
【今日、転倒していたのはエアロダイナミクス変更のためにマシンを乗り換えたから?】
「そうです…オーストリアの時と同じミスでした。変化が大きいんで、ライディングスタイルをけっこう変えなければならないんですよ。
オーストリアの時と同様、新カウルで走ってから以前のに戻し、その後、新カウルを再度使ってみたんですが…第5コーナーが遅すぎで、もっとマシンに圧をかける必要がありますね。
膨らんだら陥没にはまって、転倒してしまったんです。
新旧カウルの比較テストをしていたホンダ選手は僕だけなんですが、とにかく、やらないとね。うちのピットボックスの方では、この比較テストが重要だって信じてますから。
午後セッションは大きい方のカウル(※新カウル)のみに集中してたんで、僕は楽でした。」
【今回、なぜホンダ機はこれほど苦戦しているの?】
「ここのトラックレイアウトのせいで…長距離コーナーで苦労してるんです。ストップ&ゴータイプの方が許容範囲内で…もっと大きな問題に対処しつつ、遅めのブレーキングが可能なんですよ。
でも、長距離コーナーは大変で…第2セクターの3コーナーだけで、0.6秒ロスしてしまうんです。ライダーにとって、それほど厄介な地点ではないんですけどねぇ。
ここのコースの他の地点は、それほど大きく引き離されてないんですが、第2セクターは駄目ですね。昨日、『今回は苦戦する』って言ったでしょ…その通りになってるんですよ。
僕のライディングスタイルが、ここのコースにあまり合わないって言うのもあって…すべてが倍増してしまうんですよね。」
【現在の心境は?】
「自分のメンタルをどうにかしないと…どんな風にアプローチしていくかですよね。当然、今まで通りってわけにはいかないんだから。
リザルトのことは考えず、とにかく、トラックに出て、データを読み解くことに専念しないと…リザルトは考えずにね。考えてしまうと、ストレスだから。
さっきも言った通り、マシンの感触は悪くなかったんです…でも、こう言う結果なんですよ。」
(参照サイト:『Moto.it』)
ホンダの真の問題点はマシンなのか、マルケスなのか…?って話は、note『2023 オーストリアGPまとめ』でどうぞ!