マルク・マルケス『将来の選択肢は3つあるので、日本GP辺りで決める』2023 ミザノテスト

『マルケス：将来の選択肢は3つあるので、日本GP辺りで決める』

★9月11日、ミザノサーキットでモトGP公式テストが行われ、マルク・マルケス（ホンダファクトリー）が14位だった。

★まるでレースウィークエンド時のように大勢の記者陣が待つなか、同日13時にマルケス選手がプレスルームに到着した。
マルケス選手の表情にはポジティブな気配はなく、むしろ、張り詰めたような空気が漂い、今後の去就について既に本人の中では決まっているようにも感じられた。

★マルケス選手のコメント。

【今日、貴方は、サンマリノGP中にブラドルテストライダーが試用していたホンダRC213V機のテストを行っていたが…】
「これまでのマシンとは、かなり変わっていました…ライディングスタイルを変える必要があるでしょうね。
だた、結局、問題点はほぼそのままなんですよ。まだ手を入れる必要があるでしょうね。」

【どの辺が変わっていたの？】
「ライディングポジションが変わってました…最初はちょっと変な感じで、でも、周回を重ねる毎に自然になっていきました。
でも、結局、タイムをあげようとしてプッシュすると、同じような操縦になってしまうんですよ。
新しくなった部分はフレームで…ジオメトリーが違うんです。エンジンの方は同じですね。」

【もっと期待していた？】
「常にもっと期待しているものでしょ…まぁ、まだ初回テストですしね。まだまだ手を入れていかないと。
ピットボックス内には新しいエンジニア陣も多いし、今後はデータを研究して作業していかないと。」

【これまでと同じようなコメントだが…ヴァレンシアテストまでに、何が期待できそうなの？】
「まだ第一印象に過ぎないんですが、ただ、テストライダー陣のコメントは聞かされていて…ここ数日は、実際にマシンに乗ってみる前に色々と聞きすぎない方が良いとは思ってましたけどね。
ある特定の方向でテストを始めたんですが、途中から自分のライディングスタイル向きのマシンに変えたんですよ。コンスタントに改善されていき、操縦の仕方も違うんですが…結局、タイムはいつもと大差なくって。
まだ、テストを行っている最中なんで、ヴァレンシアのテストまでは考えが及ばないですね。当然、作業は続けていかないと…うちは、まだまだなんだから。色々と変えていかないとね。」

【貴方は『ホンダの取り組み方』についても変更を求めていたが…】
「実際、新しいエンジニアが大勢いて…毎回、違う人と話をしてました。情報収集をする必要があるんだなって気づき…このプロジェクトに関わるようになって、まだ日が浅いんですよね。
ヴァレンシアまで、それほど時間はないでしょ…2ヶ月ぐらいですか。一歩前進できるかどうか…エアロダイナミクス開発のため、F1から移って来た人もいましたね。」

【今後の去就については？】
「インドGPから日本GPの間で決めるつもりです。選択肢が3つあるので（＊スペイン語では3つと良い、英語では2つと言った）…決めないと。とにかく、その中から決めることになるでしょう。」

（参照サイト：『Moto.it』）
（Photo：Instagram）

日本メーカーに復調の兆しが見えたのか？って話は、note『2023 カタールニャGPまとめ』でどうぞ！