2023インドGP【モトGP：スプリントリザルト＆トピックス】

『2023 インドGP モトGP スプリントリザルト＆トピックス』

★9月23日（土）、インドGP モトGPクラスのスプリントが行われた。

★酷暑のため短縮され、全11周回となった。

★第1ラップの第1コーナーで事故が２つ発生。１つはマリーニ＆ベッツェッキ選手で、もう1つはブラドル＆弟エスパルガロ、アウグスト・フェルナンデス選手。

★ドゥカティ

首位ホルヘ・マルティン（ドゥカティプラマック）。サンマリノGPスプリントから3連勝。金曜午前セッションから超速で、どんな状況でも速かった。モトGP昇格して以来、今回が『ベストマルティン』である。
チームメイトのヨハン・ザルコはリタイア。

2位フランチェスコ・バニャイア（ドゥカティファクトリー、2022年チャンピオン）。マルティン選手と33ポイント差になった。予選後、バニャイア本人が「スプリントに向け、ペースが出せてない」と言っていた通り、マルティン＆ベッツェッキより遅かった。ベッツェッキ選手の災難により、貴重な2位を確保。
チームメイトのミケーレ・ピッロは14位（2022年総合3位）。エネア・バスティアニーニ代役。

5位マルコ・ベッツェッキ（ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー）。ペース的にマルティン選手と唯一喰い付いていけそうだったが、今シーズン3回目の『第1ラップもらい事故』に遭った。転倒はしなかったが、16位から再スタート。ファーステストラップを何度も記録しながら追い上げた。最終ラップでは直線コースでのドゥカティ機の威力を借りて、クアルタラロー選手を抜いた。
チームメイトのルーカ・マリーニはリタイア（VR46ライダーズアカデミー、ロッシ異父弟）。第1ラップで転倒。後輪が30cm浮いた状態で第1コーナーに差し掛かり、ベッツェッキ選手の後輪に衝突した。鎖骨骨折、手術必須。

10位ファビオ・ディ・ジャンナントニオ（ドゥカティグレジーニ）。
チームメイトのアレックス・マルケスは棄権（2022年はホンダLCR所属）。予選1でハイサイド転倒を起こし、肋骨3本骨折。

★ホンダ

3位マルク・マルケス（ホンダファクトリー）。レース中盤までバニャイア選手に喰い付いていたが、その後、減速した。ドゥカティのチャバッティ氏が『マルケスはグレジーニと交渉中である』と明言した。
チームメイトのジョアン・ミールはリタイア（2022年はスズキファクトリー所属）。スタート時にはマルケス選手より前に位置し、その後、序盤ラップでは喰い付いていたが第4ラップでミスにより転倒。

13位タカアキ・ナカガミ（ホンダLCR）。
チームメイトのステファン・ブラドルはリタイア（2022年はスズキファクトリー所属）。アレックス・リンス代役。

※同トラックではホンダ機が再生した。

★KTM

4位ブラッド・ビンダー（KTMファクトリー）。
チームメイトのジャック・ミラーは7位（2022年はドゥカティファクトリー所属）。

11位アウグスト・フェルナンデス（GASGASテック3、2022年モト2チャンピオン）。
チームメイトのポル・エスパルガロはリタイア（2022年はホンダファクトリー所属）。

★ヤマハ

6位ファビオ・クアルタラロー（ヤマハファクトリー、2022年総合2位）。選手自身の力量で頑張った。
チームメイトのフランコ・モルビデッリは15位（VR46ライダーズアカデミー）。

★アプリリア

8位マーヴェリック・ヴィニャーレス（アプリリアファクトリー）。
チームメイトのアレイシ・エスパルガロはリタイア。転倒。

9位ラウル・フェルナンデス（アプリリアRNF、2022年はKTMテック3所属）。
チームメイトのミゲル・オリヴェイラは12位（2022年はKTMファクトリー所属）。

※アプリリア機は苦戦…バルセロナ凱旋が遠い過去のようである。

『2023 インドGP モトGP スプリントリザルト』

『2023 インドGP モトGP 総合順位』

（Photo：Motogp.com）