『2023 日本GP モトGP FP1リザルト』
★9月29日(金)、日本GP モトGPクラスのFP1が行われた。
★けっこう暑いが、インドの酷暑と高湿度とは比べものにならない。
★ドゥカティ
首位ホルヘ・マルティン(ドゥカティプラマック)。1’45”192。ラスト15分と言うところでスリップ転倒。
チームメイトのヨハン・ザルコは11位。
3位マルコ・ベッツェッキ(ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー)。
チームメイトのルーカ・マリーニは欠場(VR46ライダーズアカデミー、ロッシ異父弟)。インドGP中に鎖骨骨折により手術を受け、療養中。
4位フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー、2022年チャンピオン)。
チームメイトのミケーレ・ピッロは20位(テストライダー)。エネア・バスティアニーニ代役。
14位ファビオ・ディ・ジャンナントニオ(ドゥカティグレジーニ)。
チームメイトのアレックス・マルケスは欠場(2022年はホンダLCR所属)。インドGP中に肋骨骨折により静養中。
※総合順位の上位3名(バニャイア/マルティン/ベッツェッキ)は最初から強い走りで、タイムも拮抗している。レース距離のパフォーマンスも互角。
★KTM
2位アウグスト・フェルナンデス(GASGASテック3、2022年モト2チャンピオン)。サプライズ。終盤、唯一、リアにソフトタイヤを履いていたので、同順位はリアルな実力ではない。しかし、シートを守るため奮闘していることは確かだ。
チームメイトのポル・エスパルガロは15位(2022年はホンダファクトリー所属)。
6位ブラッド・ビンダー(KTMファクトリー)。自己ベスト記録の際、カーボン製フレームを使用していたかどうかは不明。
チームメイトのジャック・ミラーは8位(2022年はドゥカティファクトリー所属)。昨年の日本GPは優勝している。
※昨日、ビンダー選手が『ペドロサがミザノGPで使用したカーボン製フレームが用意されている』と明かしていた。両ファクトリー選手もミザノテストで試用済みである。
※ポル・エスパルガロとアウグスト・フェルナンデスのどちらかが、2024年にモトGP昇格するペドロ・アコスタにシートを譲ることになるだろう。数週間以内にKTMの幹部陣と面談が行われ、通達される予定。
★ホンダ
5位ジョアン・ミール(ホンダファクトリー、2022年はスズキファクトリー所属)。改良フレームと従来フレームを試用。終盤、新タイヤを履いていた(※ソフトではない)。
チームメイトのマルク・マルケスは13位。両マシンに従来フレームを搭載。
19位タカアキ・ナカガミ(ホンダLCR)。
チームメイトのアレックス・リンスは21位(2022年はスズキファクトリー所属)。最下位。6月ムジェッロGPで右足の腓骨・脛骨を骨折し、今回、復帰した。ピットボックス内の移動が困難で、マシンの乗り降りも難儀している。次のセッションも続けるかどうかは不明だが、現在の身体コンディションや4ヶ月ぶりのモトGP走行であることを思えば、パフォーマンス自体は悪くない。
※いつも通り、各種フレームが用意されていた。
※インドGPより、ピットボックス内にシンイチ・コクブ氏(プロジェクトリーダー)の姿がない。
★アプリリア
7位マーヴェリック・ヴィニャーレス(アプリリアファクトリー)。
チームメイトのアレイシ・エスパルガロは17位。
10位ラウル・フェルナンデス(アプリリアRNF、2022年はKTMテック3所属)。良い動きをしている。成長中。
チームメイトのミゲル・オリヴェイラは16位(2022年はKTMファクトリー所属)。
※アプリリア機は以前から同トラックが苦手である。
★ヤマハ
9位ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー、2022年総合2位)。
チームメイトのフランコ・モルビデッリは12位(VR46ライダーズアカデミー)。
テストライダーのカル・クラッチローは18位。ダブルエキゾーストを試用(※以前より既にテスト済みのもの)。改良エアロダイナミクスを試用(※ファクトリー両選手が却下したもの)。
『2023 日本GP モトGP FP1リザルト』
(Photo:Motogp.com)
順当な感じですね。
天気も暑すぎず、丁度いいかな。
ヤマハも今回も悪くはなさそう。
おかえリンス