『ホンダ&ヤマハ朗報:優遇措置(コンセッション)の新レギュレーション決定』
★モトGPクラスでは、近年、コロナ禍などの影響を受け、日本メーカー(ホンダ&ヤマハ)が苦戦している。そのため、優遇措置を適用させようと、レギュレーション改定について話し合われていた。
★11月27日、グランプリコミッション(ドルナ、FIM、IRTA、MSMA)により新レギュレーションが承認された。
★新レギュレーションは以下のようになる。
・各メーカーはコンストラクターズ部門での獲得ポイント数により、4ランク(A,B,C,D)に区分される。
※ポイント数によるランク区分は以下のとり。
Aランク:全体の85%以上
Bランク:60%以上85%未満
Cランク:35%以上60%未満
Dランク:35%未満
・各ランクごとに、以下の内容が異なる(※下記の表を参照)。
『テストで使用できるタイヤの本数』
『テストに参加できるライダー』
『テスト開催サーキットの選択の有無』
『ワイルドカード参戦の回数』
『使用できるエンジン数』
『エンジン開発の有無』
『エアロダイナミクスを改良できる回数』
・ランク分けは、以下の2つの期間における獲得ポイント数により行われる。
①期間:シーズンの開幕GPから最終GPまで。
②期間:シーズン後半から翌シーズン前半まで(※夏季テスト後の最初のGPから、翌シーズンの夏季テスト直前に行われるGPまで)。
・②期間中にランクが昇降したメーカーは、以下の内容が変わる。
※すぐに変わる内容
テストで使用できるタイヤ数。
(減らされる場合:当該メーカーが既に当初の規定タイヤ数を使用済みならば不問とする。)
正規選手によるプライベートテストの回数。
テストの開催サーキット
(Dランクに降格した場合はGP開催予定のサーキットを使用でき、A〜Cに昇格した場合はメーカー側が希望するサーキット3ヶ所のみとなる。)
ワイルドカード参戦の回数
(減らされる場合:当初、許可されていたワイルドカード参戦は無効となる。)
エアロダイナミクス改良の回数
(減らされる場合:当該メーカーが既に当初の規定回数を使用済みならば不問とする。)
CからDに降格した場合は使用できるエンジン数が増え、シーズン中のエンジン開発も自由となり、それまで使用していたエアロダイナミクスを不採用とするならば、さらなる改良が許可される。
※翌シーズンに変わる内容
DからCに昇格した場合は翌シーズンから使用できるエンジン数が減り、シーズン中のエンジン開発は凍結される。ただし、もしシーズン末までにDランクに再降格したら適用されない。
・2024年シーズンの各メーカーのランクは、2023年シーズンのコンストラクターズ部門の獲得ポイントにより以下のようになる。
ドゥカティ (700ポイント、96%) :Aランク
KTM (373ポイント、51%):Cランク
アプリリア (326ポイント、45%) :Cランク
ヤマハ (196ポイント、27%) :Dランク
ホンダ(185ポイント、25%) :Dランク
(参照サイト:『Gpone』)
(参照サイト:『Corse di moto』)
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まぁDランクは優遇し過ぎな気もするけど、肝心なのはメーカーがどれだけ本気で開発に取り組むかだと思うので日本メーカーには2024年を真剣に取り組んで欲しい。
でなければレギュレーションをOKした他のメーカーにもコミッションにも申し訳ない。頑張れ!
スプリントもあるこのハードスケジュールで誰でもどこでもテストできるって言われてもライダー走れるか?
速いテストライダー二人は欲しい所。特に1チームしか無いヤマハは。
結局反対してたKTMも折れてくれたのね
CとDの差が大きくてw
タイヤ、自由にサーキット、ライダーが走れるのは大きいよ
Aprilia、KTMは開催コースの事前テストでタイヤを試して効果があったし、決勝翌日に居残りでレギュラーライダーも好きなだけ試せる
YAMAHAは開発起点を欧州に変えればレスポンスもよくなるだろう
問題はレギュラーが2人しかいないから、カル以外にもテスト兼WC参戦ライダーが欲しいところ
SBKでYAMAHAに移籍したレイが走ってくれると面白いのにね
HONDAはナカガミのフル回転は確実だろうが、誰を軸に開発していくか…ミルも転倒で万全じゃないからねぇ
ランクDはエンジン開発し放題って何か凄いな。
エアロは今までチマチマ変わってたやつは全部禁止って事になるのかな?
マルティンとザルコみたいに全く違うエアロ付けて走るってのは出来なくなるのかしら?
今の日本に決定的な開発できるとは思えないんだよなぁ
ミシュランタイヤを用いたテストを国内で行えるのは朗報
BとCはそれほど変わらないけどDは凄い内容ですね
それほどまでに35%以下に落ちるというのはやばいことだということか
自由に開発させてもらえるのはありがたいが
当然そこには予算も人材も大量に必要になる
ホンダもヤマハもそれを用意出来るのかが一番の心配です
全部がイコールレギュレーションの中でお互いを高めて行くのが公平で筋だと思うんだけど、、心血注いでトップに上り詰めても制限を受けて不利な立場で戦わなくちゃいけない、、っていうのはなんか違う気がするんだけどなぁ。。
優遇措置受けて上り詰めて、仮にトップと並んだとしても、それって真の意味で上り詰めた事になるんだろか。
まぁでもホンダとヤマハには頑張って欲しい。
かつての力を取り戻すことを期待します。
ランク分けのロジックがコンストラクターズポイント数で
2台体制のヤマハは来期もコンセッション適応出来る可能性も
あるって事か。日本勢というよりもヤマハの為にレギュレーションの
変更をしてくれた様なものだな。この破格のDランクのコンセッション
適応チームはラッキーってくらいに開発し放題で、アドバンテージを
伸ばして行ければいいだけだ。まあ資金予算的にはHRCは優位だろうが
ヤマハはグズグズしてはいられないね、いい訳ももう効かない。