MotoGP

マリーニ初コメント『僕らホンダには速攻で復活できる力があると思う』

『マリーニ:僕らホンダには速攻で復活できる力があると思う』

★ルーカ・マリーニ(ロッシ異父弟、26才)は、2021年にドゥカティエスポンソラマからモトGP昇格した。
2022年よりドゥカティVR46から参戦を続け、2023年には初表彰台を獲得した(スプリント4回、決勝2回、PP2回)。

★2024年はマルク・マルケス後任として、ホンダファクトリーから参戦する。なお、2024/2025年の2年契約で、チームメイトはジョアン・ミールである。

★2024年1月2日、マリーニ選手がホンダ選手として初めてのインタビューで次のように話した。

【いつ頃、オートバイに夢中になったの?】
「子供の頃、徐々に自分の中でそう言う気持ちが育っていき、4才でミニモトに乗り始めました…最初は遊び感覚でしたけどね。
でも、その後、どんどん面白くなっていき、マシンのサイズもどんどん大きくなって、速くなっていきました。
何年もかけて、マシンへの情熱が高まり、世界選手権に参戦を始めた辺りで夢が現実になったって感じでした。」

【初オートバイの思い出は?】
「昔の思い出ってあまりなくて…でも、初めてミニモトに乗った頃は、後ろに車輪が3つ付いてましたね。
初めて乗った日、父に支えてもらいながら、2人で『よし、今日、なんとかやってしまおう』って言って…あの日は凄かった。」

【子供時代、ホンダのライダースーツを着ている写真があるが…】
「あれは不思議で…運命とでも言うか…良く分からないんですけど。なぜあのスーツを持っていたのか、よく覚えてないんですよ。
とにかく、あのカラーリングを着れるのが嬉しくって嬉しくって…それは覚えてます。
当時のホンダは驚異的でしたしね…モトGP史において、毎年、そうだったでしょ。
だから、今、モトGPでこのカラーリングを身に着けられるのは本当に嬉しいです。」

【昔から二輪レーサーになりたかったの?】
「そう言う気持ちが芽生えていき、14才ぐらいの時に『よし、僕の人生、これで行こう…これが僕の仕事だ』って思いました。
(二輪レースが)大好きだし、こう言う仕事をしたいって思ったんですよ。
もっと小さかった頃は、他のスポーツや他の仕事についても考えました…色々と試してみたい気持ちがあったんで。」

【世界選手権に参戦するまでは、どんな道のりだったの?】
「ミニモトGPから始めて、その後、『ホンダNSF杯』のような大会に4ストローク100cc機で出ていました…素晴らしいマシンだったし、すごく良い時期で、良い思い出が色々とありますね。
その後、モト3機に乗り換え…イタリア選手権(CIV)に出た後、ヨーロッパ選手権に参戦中、背がかなり伸びてきたんでモト2に上がり、そのままヨーロッパ選手権に1年出て、世界選手権にデビューしました。
良い流れでしたね…多くを学べたし、ここまでの道のりのおかげで人としても選手としても伸びてこれました。」

【レースでの一番の思い出は?】
「あぁぁ、それはすぐに言えますね…アメリカズGPでの初表彰台が、シンプルに素晴らしかったです。
実に良いレースだったし、初表彰台を取るには良いロケーションだから。凄く良い思い出になってるんですよ…本当に胸が一杯になって、『この瞬間をもう一度…』って感じです。
今度は、このカラーリングでね。」

【【ホンダの一員になろうと思ったきっかけは?】
「マルク(マルケス)の移籍公表後、ショックな感じだったじゃないですか。
それで、僕のスタッフ陣やマネージャーと一緒に、この新たなプロジェクトに取り組んでいけないものかと…(ホンダが)またレース優勝やタイトル獲得ができるようなベストマシンを作り、パフォーマンスを上げていけないものかと色々考えたんですよ。
それが僕らの目標なんで…だから、心の底から満足できる時が必ず来ると思っています。」

【ホンダの魅力は?】
「とにかく、史上No.1チームですからね。これまでの記録を見れば、一目瞭然じゃないですか。
今の方が特殊な状況なのであって…でも、速攻で復活できる力があると思っています。
このプロジェクトに僕の全フィードバックを…僕のエネルギーを注ごうと思っているし、必ず然るべき方向を見つけ出し、長くトップに君臨できるような力があると思っています。」

【2024年シーズンの目標は?】
「オープンマインドで始めたいですね…当初の公式テスト以降のスピードやポテンシャルを掌握してバランスを見出し、直近のライバルを倒せる道を探り出さなければ。
とにかく、僕としては一番の目標はそこなんで。
あと、前に目を向け、このマシンで表彰台に上がれるような…優勝できるような術を見つけ出したいです。
厳しいことは覚悟しているけれど、前に目を向けていかなければなりませんから。」

【ヴァレンシアテストでのホンダ機初乗りはどうだった?】
「凄かったですよ…アッと言う間に1日が終わってしまって。
でも、冬季間中、時間はたっぷりあるから。あと、テストやシーズン中も、チーム全員と話をする時間はありますからね。
とにかく、人が大勢いて…日本人スタッフもたくさんいるんで。
良いんじゃないんですか…かなりポジティブな感触ですよ。僕は(日本の)文化が好きなんで、最高のコラボ関係を築いていけるでしょう。」

(参照サイト:『Moto.it』)

いかに日本メーカーが再スタートを切るかが楽しみ!…って話は、note『ヴァレンシアGPまとめ』でどうぞ!

POSTED COMMENT

  1. maxtu より:

    なるほど
    現状のHONDAを理解して覚悟と決意の移籍ということか
    2年契約したのも納得
    絶対的なマルケスが居なくなったタイミングというのも大きかったのかもね
    あとはHONDAの体制か…YAMAHAぐらいに思い切った見直し、世代交代をするには今だから

  2. ミラノマルコ より:

    楽しみです。

  3. RR より:

     リンスに去られたのは惜しいけど
    マリーニにザルコ、いいライダーといい契約できたね。

  4. ペペロンチンコ より:

    直近のテストだとマシンだけ見るにホンダはガラッと変えて来たのに対しヤマハは今までの延長上にしか見えんが…
    どちらがいいかは結果次第だけど

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